2017年7月6日木曜日

第一回tag rugby大会反省記録
農学部4年石原悠平

第一回tag rugby大会において反省すべき点は夜空に踊る星の数ほどあり、それを数え上げるには至難を極めるほとでありますが、その中でも特にあげるとすれば、担当のチームに全く馴染めなかったこと、であると思われます。
そもそもなぜ担当チームに馴染めなかったかというと、チームに馴染むための最初であり最大の関門である、自己紹介なるコーナーにおいて、致命的な静寂を創り上げてしまったことです。名大ラグビー部は毎年出だしが悪いことが課題とされておりますが、その比にならないほどの致命的なミスを犯してしまったのです。まず最初の体操からチームに分かれる際に、私はあろうことか出遅れてチームに混ざるタイミングを逃してしまい、一旦自分がFチームであるという事実を隠蔽しカメラ担当であった尾関くんとお供することでその場をしのいでおりましたが、Fチームに近づいた瞬間に私の耳に恐るべき言葉が飛び込んできました。「石原さん、自己紹介してください」Fチーム監督鬼頭氏の声でした。僕の心の中に、ま?!という声が響き渡しました。Fチームの子たちは一斉に「だれ?このおじさん」てきな視線を放ち、それに続いて鬼頭が「この人面白い人だから」という鬼畜米英ともいえる言葉を放ちました。この状況はさすがにやば杉田玄白解体新書ってなってとりあえず持っていたカメラを尾関に手渡し恐る恐るFチームの方へと振り返りました。張り詰めた緊張感、きっとこの人は面白いことをするに違いない。異常ともいえるプレッシャーが張り詰めました。その時の私を四字熟語であらわすとしたら、挙動不審、即座にこの人は普通の人ではないという印象をチームの子に与えてしまったのです。私は当時自己紹介に関する持ちネタがなかったため小学校の時にした自己紹介を思い出しました。「えー、石原...悠平です。」「声が小さい」Fチーム副監督田中圭氏の鬼杉田かおるともいえるコメントが降りかかり、緊張感は一層高まりました。バケモン。このときYouTubeでサンシャイン池崎を念入りに勉強しておくべきだったというとてつもない後悔が襲ってきたのを覚えています。心配そうな目で見つめる鬼の子鬼頭、もうこの人の紹介いらなくない?的な目でみてくる新入生、このとき突如、自分の脳裏に、本来ならば自己紹介公式ハンドブックに掲載されているマニュアルにのっとると、次に出身高校を言うところですが、自分の生まれた病院の名前を言うというなんとも中途半端な小ボケが舞い降りてきました。その刹那の瞬間に何度も検討をかさねましたが、現状手持ちの武器で戦わざるをえませんでした。そして蚊の羽音のような小声でボソッと「岡崎...市民病院で生まれました」ぶちかましました。

静けさや
岩にしみ入る
俺の声
                                       
...言うまでもなく、その頼りない小ボケは凍てつく波動となり、あたりをブリザードに包み込みました。そうです。地球上に第二期氷河時代が到来したのです。自分はヒエヒエの実の能力者かと思われるほどの絶対零度でした。近所に氷帝メビウスでも住んでるんじゃないかと思うくらいのそれはそれは。。。やらかしよったこいつ、鬼頭氏の犯罪者を見るかのようなまなざし、魔?!?!ヤバイヤバイ、なんとかしないと、このままではチームに存続することすらままならない、まだまだ挽回のチャンスはいくらでもあるんだから、諦めないで!!遊戯ーー!!そして声を振り絞り「あの...」と発した瞬間、今大会MCをつとめておられた田中ゆうや氏の「はーいそれでは!」という死刑宣告とも取れる声が耳に飛び込んできました。時効です。Fチームの子はその声とともに私から視線をそらし、そしてこの日の私のすべてが終了しました。挽回するチャンスすら、私には与えられませんでした。私の頭の中は真っ白に染まり、なぜかback numberのヒロインの一節、雪がキレイと笑うのは君がいい、というフレーズが奏でられました。
そこからの私はというものの、終始チームに馴染むことは許されず、会場内をちりほこりのようにふらふらのように舞っておりました。Fチーム監督鬼頭氏をはじめ関係者各位には大変申し訳なく思っております。

以上のことから反省する点としましては
1.自己紹介の安定したマニュアルを確立すること
2.日頃からあまり面白いことをしないこと(こういう場面で痛い目に会うため)
3.そして私のようなうつけ者は本部席に左遷すること
などの反省点が挙げられます。
以上の反省を活かし、第二回tag rugby大会では今回のような失態がないよう心がけ、わたくしの反省としたいと思います。

次は少し体臭が気になる2年生松永くんです。

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