「感謝」
入部して初めての練習の中で自分がとても驚いたことがある。それは、先輩たちの練習に対する姿勢だ。特に、周りを鼓舞しながら全力でフィットネスのメニューをやっていたことは衝撃的だった。つらいことにも全力でぶつかって乗り越えていくことの大変さとかっこよさを学んだ。つらいことは大嫌いだったが、自分もいつかこんな先輩たちのようになりたいと思った。
あとは、高校時代自信のあった、スクラムでボコボコにされたのも鮮明に覚えている。何が何だか分からなかったがとにかく押されまくった。知識もフィジカルも全く足りない自分はとにかく必死でやったが、結局一回も勝てないまま一年生が終わってしまった。いつか先輩のようなスクラムを組めるようになりたいと思った。
2年生…挫折
2年生で1番印象に残っていることは、入れ替え戦に出場させてもらったことだ。先輩が怪我をされた関係で回ってきた機会だったが、死ぬほど緊張したのを覚えている。試合本番では、スクラムでボコボコに負けてしまい、試合を崩壊させてしまった。試合中はとにかく申し訳なくなって、スクラムの度にとにかく一瞬だけでも耐えようとしたが、それすらできないほどにやられてしまった。とにかく自分が情けなかった。自分の役目はチームの勝利のために、試合を崩壊させないことだと意識するようになった。
3年生…役割
3年生のときは、とにかく自分の役割は何かということを考えていた。ラグビー部の中で自分がすべきことは何か。例えば、練習中は声を出して盛り上げる。アフター練で後輩といろんなメニューを行う。上級生として自分が勝利に貢献できる部分で頑張ろうと思った。
4年生…全力
今年はとにかく例年とは違う年になった。全く練習ができない日々が続いたときはこのまま終わるのかなと思った。そんなときでも、来たる試合を見据えて話す同期たちのおかげで自分自身は落ちずに済んだ。
今年印象に残っていることは本当にたくさんある。オンラインで筋トレをやったこと。ポールを敵に見立てアンストラクチャーの練習をしたこと。接触が禁止された中でもFW全員でサーキットトレーニングをやったこと。半年ぶりにスクラムが組めて感動したこと。名工大に敗れて涙を流したこと。、、、他にも数上げたらきりがないほど充実した日々だった。でもまだ、自分たちには残された2試合が待っている。「定期戦2勝できて涙を流したこと」と付け加えられることを願いつつ、残りの期間で全力を尽くしたい。
以上が僕の四年間のまとめです。このように振り返ってみると、楽しい時間よりも苦しい時間の方が多かったです。でも、トライをとった瞬間、タックルで相手を倒せた瞬間、スクラムで圧倒できた瞬間、試合に勝利できた瞬間。この一瞬を迎えるためだからこそ頑張れました。
大学生にもなると、当然ですが部員全員の考え方、価値観は異なっています。そのような中でも「勝ちを目指す」という根本の部分が共通しているから、組織として歩んで行くことができるのだと感じています。
四年間ラグビー部で過ごして自分自身、本当にいろいろ学ばせてもらって、本当に充実した日々でした。もしラグビー部に入っていなかったらと考えることもたまにありますが、多分どうしようもない四年間になっていたと思います。部員はもちろん、支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
次のブログは岳に回したいと思います。
今年一年、イレギュラーなことが多かったけど、いつも先頭にたって引っ張ってくれました。誰よりもラグビー部を愛し、誰よりも熱い男です。キャプテンとして、今年のブログを締めくくっていただきます!!
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