2019年11月22日金曜日

 怪我と向き合うひたむきな姿で、大きな力をくれた柴田君から回ってきました。4年スタッフの坂本舞花です。

 「毎日、ドリンクを作って、テーピングを巻いて、ビデオを編集してください」
と私は誰かに頼まれた訳ではありません。ただ、ラグビーというスポーツに惹かれて、名大ラグビー部の雰囲気に惹かれて、仲間になりたい、部の一員として一緒に頑張りたいと思ったから入部をして4年間やってきました。よく「マネージャーに感謝」と聞きますが、私は何か違う気がします。仲間になりたくて、一緒に戦いたいたくて、やりたいからやってる。むしろ私が選手のみんな、スタッフのみんな、名大ラグビー部の仲間に感謝しなければと感じています。

 私たちは理学療法士でもないし、栄養士でもありません。プロではないので力には限界があります。それでも一緒に戦うために、何ができるか?これは4年間ずっと考えてきました。
熱中症やつりをださないために、ドリンクを5度から15度に保ち、こまめにドリンクや氷、塩を配る。
怪我をしてしまってもなるべく早く復帰できるように適切なケアをする。
選手がプレーを早く見直せるようにビデオを編集する。
選手が練習や試合のことに集中できるように、見えない裏の仕事をする。
強いスタッフになるためにゲガや身体、栄養、テーピングについて勉強を続ける。

 今シーズンは、熱中症やつり、試合中のゲガが今までに比べてかなり少なかったように感じます。特に阪大戦では、明らかに相手の足が止まったように見えた一方、名大の選手は最後まで、つりや怪我なく走り抜きました。もちろんこれらの要因は、選手たち自身の、練習への取り組み方、食事や睡眠などのマネジメント、ゲームの運び方、などがほとんどだと思います。しかし、1%くらいは私たちスタッフの力がその勝利につながっているのでは、、、
と感じることができるくらい、やれることはやり切りました。

 残り1ヶ月もありませんが、悔いのないよう最後まで選手と共に戦いたいと思います。
 
 次は同じメディカル担当で、4年間たくさん助けてもらった濱口紗英さんに回します。

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