2020年11月27日金曜日

 「ラグビー人生を振り返ってみて」

新入生の時に同期で一番最初に知り合った常光くんから回ってきました、4年の岡です。早いもので最後のブログだそうです。常光くんに習ってラグビー人生でも振り返ってみることにします。楕円球に初めて触れてから10年目になるので、人生の半分ほどはラグビーをやってることになりますね。


中学校に入学して早々に生き物の観察をする生物部への入部を決めていたのですが、親からの「なんでもいいから運動部に入って欲しい」という説得に折れて無事にラグビー部に入部しました。同期は「休みがそれなりにあったから」みたいな感じだったと思いますが、少なくともこの時点ではラグビーに対するプラスのイメージなども特に持ってはいませんでした。後に東京都選抜に選ばれる選手が二人いるなど同期に恵まれ、3年生の時には関東大会に出場させていただきました(この時に対戦した本郷中学の選手とまさかチームメイトになるとは思いもしませんでしたが…)


中高一貫校で特に他にやることもなかったのでそのまま高校ラグビー部に入部しました。同期は半分がアメフト部に行ってしまい、1年の秋は15人で大会に出たりしていました。幸いにも後輩がたくさんいたのでそれ以降も一度を除いては単独チームとして試合に出ることが出来ました。高校時代の最高成績は東京都ベスト16、花園には到底届かないような高校ではありましたが様々なことを教わった3年間でした。


高校で引退する時には大学でもラグビーをする気はそんなになかったのですが、受験勉強の合間に息抜きに大学選手権を見ていたらなんだかやりたくなってしまったので大学でもラグビー部に入りました。やったことなかったのでバックスをやりたいと言ってやらせて頂いたのですが、半年くらいでFWにまた戻ることになりました。1、2年生の頃は先輩方に到底勝てるような身体もなく、とにかくついていくのに精一杯だった記憶があります。定期戦に出させていただくような実力でもありませんでした。3年生になって周りに気を配りながらということも少しずつ出来るようにはなったのですが、阪大戦の直前に脳震盪を起こしてしまい出ることが出来ず、また秋に病を患ったために東大戦にも参加することすら出来ませんでした。私は今までの3年間で一度も定期戦をグラウンド内で戦ったことがありません。今年も、正直この状況なので定期戦どころか試合が出来ないのではないかと思い、「結局4年間一度も定期戦に出ないまま終わるのか…」と気持ちが切れそうになったこともあります。ですが、様々な方々の尽力によって定期戦が出来ることになりました。私は定期戦の勝利の喜びを本当の意味ではまだ知りません。なので最後の1ヶ月で全力を尽くして、最後の最後に味わってみたいと思います。


長々とラグビーとの馴れ初めから振り返ってみましたが、ここまですらすらと思い出せるほど濃厚な10年間を過ごすことが出来たのはおそらくラグビーの持つ魔力のせいだと思います。そんな10年を定期戦勝利で締め括ることが出来たらどんな気分なんでしょうか?1ヶ月後、その答えに辿り着けるように全力を尽くします。


次のブログは私達の代のエース、純也さんに回します。

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