2020年4月30日木曜日

4年の南さんから紹介預かりました2年の田口大輔です。人並みに音楽は聞きますがジャンルは秘密です。ちなみに新入生の皆さんにお知らせなのですが、南さんはとても優しく面白い先輩であり、「南会」なるものを組織しています。最近は財布の紐が緩んできたとの情報が入ってきているので、是非南さんと仲良くなって加入させてもらいましょう。

皆さんも同じだと思いますが、最近は外に出れない状況が長く続いています。オンライン授業や課題が終わった後は暇になるのですが、なんせ私には趣味が無いので、考え事をしたりなどして過ごしています。そこで、今回は私の考え方に影響を与えた人の中から2人紹介したいと思います。

1人目は荀子です。
中学とか高校の漢文に出てくる中国の思想家で、「性悪説(人の本性は悪<弱い存在>であり、努力することで善を獲得できる)」を説いた人物です。私は高校の時に漢文の授業で初めて出会いました。私が荀子に惹かれた理由は、荀子は礼や義を主張し、人は天命には因らないとしたところにあります。人は後天的な努力や行動で変われると主張する荀子に、まだ青二才の私はひどく感心してしまいました。中でも、「人心は譬えば、槃水の如し」という言葉が好きです。「人の心は例えていうと浅い桶に入った水鏡のようなものだ」という訳で、意味は「人の心とは浅い桶に入れた水のようなものであり、静かにしていれば水面は物をよく映すが、少しでも桶を動かすと水面が揺れて何も映らなくなる。人間の心も同じことで、自分の心を正常な状態にできていなければ、自分自身を映し見ることができず、物事を正しく捉えることができない」という意味です。ここでは省きますが、ある事情から高校生の私にはとてもささりました。

2人目は荻野暢也です。
代々木ゼミナールの数学科講師の荻野暢也先生です。私は現役生のときに、荻野先生のサテライト講座を取っており、その時に知りました。教えてくれるのは数学だけではなく、人生の教訓や先生の人生観も教えてくれました。私は浪人したのですが、その時に荻野先生の人生観をYouTubeで聞いたり、ブログで見たりしていました。今思えば、あの時間で私の価値観や考え方は大人に近づいたなとしみじみ思います。浪人生ではなくても、学生であれば絶対に刺さる内容だと思うので以下にブログと動画のURLを貼っておきます。

https://ameblo.jp/nobuyavader?utm_source=gamp&utm_medium=ameba&utm_content=general__nobuyavader&utm_campaign=gamp_headerInfo

https://youtu.be/OzZ3SNUmCYg

先生から学んだことはここには書ききれないので、興味があれば上記のサイトからご覧ください。ですが、私が講座で聞いた先生のブログには載っていない話を1つだけさせてください。記憶は曖昧ですが、「真に強い人」という話だったと思います。「あるクリスマスの日。それは大人にとってはいつもと何も変わらない日。朝起きて会社に行き、仕事が上手くいかなくて苦悩し、上司に怒鳴られる日。そんな辛い1日だったとしても、あなたのお父さんは辛い顔一つせず家に帰り、あなたに笑顔でプレゼントをくれました。あなたは子を持つ親になった時、同じことができますか。」感じ方は人それぞれだと思いますが、今でも私の中でこの話を聞いた時間は、人生における転換期の1つだったと思います。私もそのような強さを身につけたい。素直にそう思いました。ここまで自分に関係したことばかり話してしまったので、新入生に役立つ話を1つ荻野先生がしてくださっているので紹介します。

○大学生になったらすべき3つのこと
1. 友達をたくさんつくること
2.バイトをすること(塾講や家庭教師を除く)
3.女に振られること
その意味は是非ブログや動画でご確認下さい。

長くなってしまいましたが、以上が2人の紹介です。(正直、このブログを書いたのは荻野先生を紹介したかったからなのですが)人の考え方や価値観、性格は、そのほとんどが遺伝や親の育て方、過ごしてきた周りの環境によって決まると思います。そんな中で自分の考え方が変わる経験ができれば、それはとても意味のあることなのではないでしょうか。家にいる時間が長くなっているこの状況で、スマホの画面ばかり見ているのではなく、本を読んだり人の話を聞いたりして、自分自身を見つめ直して心を整えることを私はお勧めします。

次は、3年生の中で私が最も信頼していて慕っている西山明慶さんに回します。

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