立樹から回ってきました。スタッフ4年の八窪恭司です。立樹は術後で辛い時期が多かったと思いますが、いつも明るく接して笑わせてくれます。また、夏には、ビデオを代わりに撮ってくれたり、ドリンクや氷を作ってくれたり、スタッフの仕事までやらせてしまってごめんね。嫌な時もあっただろうに嫌な顔せずいつも手伝ってくれてありがたかったし助かりました。引退してもいっぱい遊ぼうね!笑
さて、ついに僕にも最後のブログなるものが回ってきました。昨年までは先輩方の心が熱くなるようなブログを読んで感動していたものを自分が書く番になったんだなと不思議な気持ちです。
自分は4年間を過ごして正直に今思っていることを書こうと思います。
少し長くなりますがお付き合い頂けると幸いです。
僕のラグビー人生は思いもよらぬ形で始まりました。将来プロ野球・メジャーリーグのトレーナーになりたい。だから、サポートする側の人間として成長したいと思い、新歓の雰囲気が好きで、怪我が多く、テーピング技術も学べ、将来に活かせることが多いラグビー部にスタッフとして入部しました。
男性スタッフとしては僕が1番目に入部し、先輩にも男性スタッフはいなかったため、男性スタッフとして、組織に所属させてもらえるようにプラスアルファのサポートができるようにしようと強い志を持って入部を決断しました。
その事から、スタッフとしての基本となる仕事である練習・試合準備、ビデオ撮影等と共に主に選手に対して、ストレッチやもみほぐしを提供できるよう精進し、マッサージベッドも部室に置かせて頂きました。出る杭は打たれるとよくいいますが、1年生の時からこのように好き勝手やらせて頂いた僕の行動を受け入れ、許容し、さらには「すごいねありがとね」と言ってくださった先輩方、試合前の大事な体を預けてくださった選手の方々には感謝しかありません。本当にありがとうございました。
今までは選手としてスポーツに関わっていた中でサポートをする側に回ったことで最初は慣れないことも多く、先輩の気づきの視点や仕事の速さにまだまだできないことだらけだなと感じることも多かったですし、プレーをしない側として部活に関わる上ではじめは練習中等に自分は今何をしてるんだろうと感じることも正直ありました。しかし、スタッフの先輩方から仕事内容について学び、多くの事を経験しながら仕事もこなせるようになれ、スタッフの方々それぞれの部活に対する強い思いを感じる中で目立ちはしないし、成果も正解も見えにくいスタッフの仕事の中で毎日当たり前のように練習ができる環境を静かに整えることの大切さ、その上で選手と深く関わりサポートし、選手と共に熱い気持ちで試合に向かって行くということを学べたと思います。
2年生になってからは人として大きく成長できたと思います。はじまりは大切な同期が部を去っていったことです。本当にショックだったし、結構辛い時期であったと思います。この時には部活に対して真摯に向き合うことができず、申し訳ないことをしていたと思っています。すみませんでした。
また、「どうしたら良かったのか」「正義とは何か」「部活とは何か」「自分は何がしたいのか」「なんでラグビー部にいるのか」再度深く考えることができたと思います。そんな葛藤の続く中、アメリカへ留学に行きました。アメリカでの、自分がマイノリティーである事や価値観、文化が多様な世界での経験が自分を人としてさらに成長させてくれました。
世の中、世界にはいろんな人がいます。よく、「ロング派かショート派か」のように、両極にある、2元論での議論になる事があるかと思います。
皆さんの答えはなんですか?
この問いに対してどっちかに絞って回答していないですか??
ボブが好き、ミディアムが良いというように中間のような立ち位置のものが好きな人もいるはずですし、ロング派の人でも、どのくらいのロングですか?肩まで?腰まで?
また、ここまでの話であなたが想像しているのは男性での話ですか?女性での話ですか?誰に対してでも当てはまりますか??
回答はもちろん、質問の捉え方もとにかく、みんな人それぞれです。スペクトラム的に考えると良いと思いますが、そのスペクトラムの中でみんなそれぞれの考えを持っていると思います。さらにそのスペクトラムの軸は「ある問いへの考え方」「個性」等無限にあります。
だからこそ話し合いが必要だし、チームスポーツでは特にお互いの考え、強み、苦手な所を理解して補填し合う事が大事なんだろうなと思うようになりました。
脱線してしまいすいません。話を戻してこれらの時期を超えて、3年生。上級生、さらには外傷としては最高学年という事で気持ちを新たに部活に取り組みました。
ありがたいことに後輩スタッフのみんなに頼ってもらえることも増え、選手にも怪我、テーピング等信頼してもらえることが多くなり良かったと思います。しかし、自分のことは良いですが、他の人も巻き込んでスタッフという組織を引っ張って行くことの難しさを感じた一年でもありました。
4年生になり、組織を運営する事の難しさ、スタッフをまとめ、導いて行く事の難しさを再度痛感しました。
春シーズンは実習に行っていた事で部活に来れないことが多く、対応について晴也、花梨に任せることが多くなってしまい、部活に行けるようになった合宿以降も積極的にコミュニケーションをとって組織を管理、コントロール、コーチングすることはできなかったと感じています。
また、今年はチームとしても辛いシーズンでした。
阪大戦の敗戦、合宿の全敗。
阪大戦では、試合終盤から救急車対応のため管理人さんと言葉をかわしていましたが、ノーサイドの笛の瞬間「あ、今名大が負けました」と冷静に言葉を並べた瞬間を今でも鮮明に覚えています。春シーズンチームに対して深く関わることができなかった不甲斐なさからか、救急対応という場面で冷静だったのか、淡々と冷静でいられた自分が悔しかったです。
合宿後からの練習は見ていても目に見えてわかるきついものであり、夏からそんな練習をやり切った選手たちには尊敬の念しかありません。
最後の東大戦。そんな選手たちがベストな状態で臨め、勝てるように最後の最後までサポートできるようにしたいです。
最後に、お世話になった方々へこの場を借りて感謝申し上げます
佐々木先生、谷口先生、土門さん
いつも、熱いご指導ありがとうございました。皆様の熱いご指導にスタッフである僕も感化され、もっと頑張らないと、他にやれることがあるのではないかと考えることができました。
藤本さん
テーピングや各種講習会等で様々なスキルや知識、考え方を学ばせて頂きました。また、昨年から2年間連絡をとらせて頂きながら、部活の時間以外にも頼らせて頂きお世話になりました。サポートする側の人間としての軸を作って頂いたと思っています。本当にありがとうございました。
OB・OGの皆様
いつもかわらぬ温かいご支援を頂き、部を円滑に運営するため多くのサポートをありがとうございました。100周年を迎える来年以降も応援よろしくお願いいたします。
同期
僕が本当に部活を辞めず続けられたのはみんなのおかげです。個人的に辛い時期にもみんなの何気ない一言が僕を救ってくれていたし、新歓の時期に留学に行く事を快く受け入れてくれた事、実習でいない時も応援してくれた事本当にありがたかったです。
振り返ると、苦しかったこと、辛かった事、もっと上手くできたんじゃないかと思う事ばかりでした。
でも、最後はみんなで笑って良い思い出で締めくくりたいです。もう誰も泣かない結末に。
皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
12月21日絶対勝ちましょう。
次は晃基にまわします。
何を書けばいいのか困るくらい晃基とは4年間濃密な時間を一緒に過ごさせてもらったと思っています。笑
自分の芯を強く持ち、それを保ち続けるプライド、行動、プレーを4年間一貫していてすごいなと本当に思います。今もとんでもなくきついフィットネス練を率いてくれていると思うけど最後、東大戦でも勝利へチームを牽引していってください!
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