2023年12月1日金曜日

4年間を終えて

くるみから回ってきました、4年の野中雪冶です。

阪大戦のバスで阪大に着く頃に寝ていたことを指摘されてしまいましたが、乗り物にのっていると到着地に近づくにつれ眠くなってくるのはなんなのでしょうか。何か名前が付いていてもおかしくない現象の気がするのですが、皆さんもあるあるですよね?

くるみはインスタ係やOB・OGと現役との橋渡し役など多くの仕事をこなしつつ周りへの気配りもかかさない視野の広さを持ち合わせています。そんな姿に皆が信頼と尊敬の気持ちを抱いていたと思います。姐さんと呼ばれるほどの頼もしさをもつくるみには自分もこれまで何度も助けられてきました。ブログで自身のことを凡人と言っていましたが、僕からすればくるみは超人の部類だと思います。



この4年間を軽く振り返っただけでも、数え切れないほどの大切な思い出を得ることができました。今でこそラグビー部に所属して良かったと心の底から思えますが、時には部活を続けるか悩んだり逃げ出したくなったりした時期もありました。同期の選手は皆進んでラグビー部の戸をたたいて来た人たちばかりですが、自分は入学当初はラグビー部に入る気があまりありませんでした。

では何故入部するに至ったか、それは浪人生の頃に何気なく交わした村岡との約束が原因です。村岡とは予備校で知り合ったのですが、当時は周囲にあまりいなかった名大を目指す者同士として話をしていたときにふと、「一緒に合格したらラグビー部に入ろう」と誘われました。特に深く考えずその誘いを了承してしまったのですが、いざ大学に入学してみると慣れない一人暮らしや授業の大変さに辟易してしまい部活に入るのは厳しそうだと感じました。しかし約束をした以上断ることもできずラグビー部の新歓に何度か参加することになり、練習に呼ばれ、気付けば入部する流れとなっていました。入部すると明言したとき当時の部長に「あれ、君まだ入ってなかったの?」と言われたことは今でも覚えています。そんな感じで入部をかなり渋っていたこともあり、当初は自分が4年間続けられるのかがとても不安でした。まさか村岡との付き合いがここまで長いものになるとは思ってもいませんでした。


入部して最初の一年は高校の頃やっていたCTBを練習していました。しかし自分のスキルが未熟だったこともあり、試合に出ることは全くできませんでした。僕がCTBだったことを皆忘れていますが、それもそのはずです。僕自身大学でのCTBの記憶はほとんどありません。

2年生にあがる頃に、先輩からFLをやってみないかと声をかけて頂きました。運動量とタックルに関しては比較的自信をもっていたので、自分にはその方が合っているかもしれないと思い転向を決めました。この決断で僕の大学ラグビー生活は良い方向へ舵をきれたと思います。至らない部分も多々ありましたが、幸いなことに試合に出させて頂く機会が増えました。同期は1年生の時点から試合で活躍していた人が多く、その悔しさもあってようやく試合に出られることがとても嬉しかったです。1年生の後半から2年生にかけては自分の怠惰が原因で単位を大量に落としました。こんな自分には部活を続けるのは難しいと密かに部活を辞めるか迷った期間でもあります。しかし試合に出ることでラグビーの楽しさを実感でき、なんとか辞めずに続けることができました。

3年生になって、新歓やそのほか部の運営に関わることが少しずつ増えてきました。ミーティングをする機会も増え、これまでとは違ったしんどさを経験すると同時に同期のありがたさを改めて感じることができました。

そして4年生になりFWリーダーを務めることになりました。年始のブログでは責任をもって頼れるFWリーダーになると書いていましたが、今振り返るとやはり同期や後輩に頼ってばかりで目標の姿には遠く及ぶことができませんでした。だめだめな自分でしたが、多くの人に助けられながらここまで来ることができました。部活の皆には感謝しかありません。普通の日々では得難い仲間をこの部活で得ることができました。大変なことも多かったですが、ここまで続けてきて良かったです。


先日の入れ替え戦ではこれまでにない悔しい経験をしました。もうあんな思いはこりごりです。最後に皆で最高の思い出をつくるために、そして感謝の気持ちを結果として残すためにも最後の東大戦、全力で勝利を目指します。



最後になりましたが、この場を借りて名大ラグビー部の関係者全ての方々に感謝の意を伝えさせて頂きます。

佐々木先生や土門さんの熱意ある指導、藤本さんの診療や講習会、塩谷さんの多方面に渡るサポート、OB・OGや保護者の皆様による多大なるご支援、ご声援など、なにか一つでも欠けていたらここまで来ることができませんでした。4年生になって、改めて多くの方々に支えられた上での活動であることを実感しました。本当にありがとうございました。



次はスタッフのるなに回します。るなはいつも笑顔で明るく、その温かさに自分らの代は何度も助けられてきました。るなが愚痴を言っているのを聞いたことがなく、そんな部分をとても尊敬しています。最後の東大戦を笑って終えられるよう、残り少し頑張ろう!

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