右京から回ってきました。2年の小野寺隼之介です。右京は僕の他愛もない話に付き合ってくれるのでとても感謝しています。また、雄鹿になった右京がフィールドを自由に走り回る姿を楽しみにしています。これからもよろしく!
5月に初心を忘れないようにと拙稿を書かせていただいたので今回はそれから考えたことを書こうと思います。
めざましい1年生の成長に驚かされる一方で、自分はこれからどうあるべきかを考え続けてきました。
この1年を振り返ると、去年と比べてシステムへの理解が深まり、ミスも徐々に減ってきていると実感しています。だからこそ、今は「自分がどんなプレイヤーになりたいのか」を突き詰め、理想の姿を具体的に描こうと必死になっています。
戦術がポッドからシェイプに変わり、より柔軟で判断力が問われるようになったなかで、接点でなかなかゲインできず、時には押し返される場面も増えました。そのたびに「自分の何が問題なのか」と考えるようになりました。
身体は鍛えてきた自信がありますし、どこを狙って当たるべきかも理解しているつもりです。
それでも結果が出ないのは、スピードが足りないからだと気づきました。ここで言うスピードとは、ヒットやオーバー、ハンマーに入る瞬間など、その一瞬の反応速度や走力のことです。
この遅れは、突き詰めれば自分の中に残る恐怖心から来ているのだと思います。
初心者だった去年に比べれば確かに成長はしていますが、まだその恐怖を完全に克服できていない部分があると感じています。
だからこそ、今の自分に必要なのは、恐怖を乗り越えることだと思います。
相手にぶつかる瞬間、ほんのわずかでも迷いが生まれると、接点の強度が下がってしまいます。その一瞬のためらいをなくすためには、技術や筋力以上に覚悟を鍛える必要があると感じています。
最近では、練習中に「怖い」と感じた場面こそ自分の伸びしろだと考えるようにしています。怖さから逃げず、正面から向き合うことでしか、あの一瞬のスピードは生まれないと思うからです。失敗を恐れずに体を当て、少しずつ「自分なら勝てる」という感覚を積み重ねていきたいです。
最終的には、接点で確実にゲインを奪えるプレイヤーになりたいです。ただ力で押すだけではなく、相手との距離、サポートを受けるための姿勢、タイミングをすべて自分の中でコントロールできるような選手。派手なプレーはできなくとも仲間が安心してボールを預けられるような存在になりたいです。
次はモックスハム莉生にまわします。彼のプレースキルは僕と違って尋常じゃないですが体格が似ているのでどことなく親近感を覚えています。また、来年は右京と一緒に副務(100周年の!)を務めてくれるということで2人にはとても感謝しています。
これからもよろしく!
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