2021年7月6日火曜日

ケガ ~①【受容過程】~

 先日足の指を折り、せっかくなのでケガについて書こうと思ったM1の常光です。逆指名と言われるとハードルが上がるので秘密にして欲しかったですね笑


今回のブログは今ケガをして離脱している人に読んで欲しいと思って書きました。もちろん大きなケガをしていない人にも参考にして欲しいと思います。


話したいトピックは3つあります。

①【受容過程】

②【ケガ期間の捉え方】

③【常光のケガを題材に考える】

まとめて書くと長いので今日は【受容過程】だけにします。残りは明日と明後日に上げることにします。



①【受容過程】

何か大きなショックを受けた時、それを受け入れるまでの心理的な過程のことです。キューブラー・ロスの死の受容過程が代表的です(wikipediaでヒットしたのはこれだけでした)。

先に死の受容過程について紹介し、その考え方をスポーツ外傷に適用させたいと思います。すでに同様の論文がいくつかあるので、そちらも見てみると良いでしょう。今回は自分なりに、出来るだけそのままの形で適用させようと思います。


[キューブラー・ロスの死の受容過程]

1.「否認」

死という現実を否定する段階。自分はまだ生きられる。余命○年なんて嘘だ!

          ↓

2.「怒り」

否定できない現実を知り、「自分がなぜ死ななければいけないのか」という怒りの段階。

          ↓

3.「取引」

死を回避するために、神仏への祈りや医者にすがる段階。治るためなら何でもする。

          ↓

4.「抑うつ」

死を避けられないと理解し、諦めたり絶望したりする段階。

          ↓

5.「受容」

死は誰にでも訪れる自然なものだと受け入れられる段階。


[スポーツ外傷の受容過程]

1.「否認」

受傷直後、痛いだけで大したケガじゃないと考えている段階。ワンチャン打撲!痛いだけ!

          ↓

2.「怒り」

診察後、ケガを客観的事実(レントゲン写真など)として認め、原因へ怒りが向けられる段階。

          ↓

3.「取引」

ケガを早く治すためなら何でもやる!手術、治療、サプリメントなどへの投資を惜しまない段階。

          ↓

4.「抑うつ」

思うように回復せず、競技復帰への希望がもてない段階。

※終始順調に回復する場合にはないと考える。

          ↓

5.「受容」

怪我はすぐには治らないことを理解し、焦らずに治療や回復、今できることに取り組める段階。



自分は今、「取引」の段階にあると思います。いつか「抑うつ」が来るかもしれないけど、必ず「受容」が来ると考えています。


今ケガをしているあなたはどの段階にいますか?


もしまだ受容できていなくても、いずれその時が来るはずです。


精神的に不安定になったり、辛くなったりしても受容までに誰でも経験する一時的なものだと思って少しでも気楽になって欲しいと思います。


ではまた明日!










※手術直後の感想を載せておきます。気になる人だけ読んでください。

人生初めての本格的な手術でした。手術室に入ると、心電図をはじめとするいくつかの計測機器を取り付けられました。初めに麻酔を打たれるも効きが悪く、追加で打ってもらいました。手術後半麻酔が切れてきたので、この時正直に伝えて正解でした。次に患部をこれでもかというくらい繰り返し洗浄されました。患部の痛みチェックも主にこのタイミングでされました。全然痛くなかったです。ついに手術が始まりました。感覚はないけどかなりの力を加えられている事がわかりました。ドリルの音が何度もして、やってんなーって思ってました。患部に集中して万が一痛かったら嫌なので、心電図をずっと見てました。50分くらいすると少しずつ患部に痛みが来ました。麻酔が切れ始めたらしいです。1時間位で手術は終わりました。これを書いている現在、患部がズキズキしていますが思ったほど痛くないです。途中寝落ちしてました。手術の感想は麻酔が効いて良かったなーと、外科医すげーです。来週抜糸でそれまでは左足を濡らせないので、雨も多くて不便ですが頑張ろうと思います。

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