2022年11月26日土曜日

ラグビー部に入ったことは大正解でした

いつも僕たちを優しく見守ってくれているゆなちゃんからまわってきました、4年の徳永賢一郎です。今年はゆなちゃんが留学や就活などで練習にいない時などに、ゆなちゃんの偉大さやありがたさを強く感じた1年でした。誰にも見えないところでいろんなことを頑張ってくれているゆなちゃんがいたからこそチームがうまくまわってきました。いつもありがとう。東大戦、全員で勝ちに行こう!最後までサポートよろしくお願いします!


長かったような短かったような4年間でしたが、最後のブログをこうして書いている今、いろんな人とのいろんな思い出がよみがえってきてもう泣きそうです笑。今回は4年間の思い出と関わってくださった皆さんへの感謝を書こうと思います。

最後のブログということで自分でも読むの大変だなと思うくらい長くなってしまいましたが、どうかお許しください。


高校までは人生のほとんどを野球につぎこみ、さらには浪人までして入った名古屋大学。最初、大学では勉強を頑張ろうと思い、体を動かす程度の何かの運動団体にでも入ればいいなと考えて入学してきたのを覚えています。そんな中、高校時代からの友達に誘われて何気なくやってきたラグビー部の新歓で出会った先輩方や同期がとても楽しそうで、優しそうで、さらには強くてかっこよくて、ラグビーというスポーツに熱くて、「こんな人たちと一緒に4年間を過ごしたいな。この人たちとなら人間として成長できるな」と感じ、入部しました。そして引退を目前にして強く思います。僕のあの時の決断は正しかったと。ラグビー部に入ったことは大正解だったと。


1年生のはじめ、初心者として入部した僕は同期の陸とりんと3人で全体練習とは別で初心者練習をしていました。あの時はよくやってたなと今になって思いますが、毎日フルコン、毎日フィットネスでした。さらにフルコンは2人1組でやるので体重差のこともありいつも陸とりんがペアになり、僕が院生の方とペアでした。本気ではないと言いつつ、初心者の僕にとっては今までの人生で感じたことのないほどの強度で毎日フルコンをやってくださった院生の方々、けっこう痛かったです笑。

しかしあの時に1から教えてくださったいろんなことが今の僕たちにとってのラグビーの土台になっています。いろいろうまくいかず悔しくて泣いていたこともあるような僕でしたが、最後まで根気強く教えてくださりありがとうございました。皆さんと一緒に過ごせた時間は短かったですが、卒業されてからも僕たち初心者組のことを気にしてくださり、OB戦などで久しぶりにお会いした際にも、日頃の活躍を喜んでくださり嬉しかったです。


夏の阪大戦後、初心者練習を卒業し、全体練習に入るようになりました。そこでは現役バリバリの先輩方や同期とラグビーをやっていくことになるのですが、最初はスピード感、強度など全てが僕にとっては異次元でついていくのがやっとでした。そんな中でも僕を見捨てることなくいろんなアドバイスをくださったり、ブラザー会だ、フロントロー会だ、一宮会だ、初心者会だなどと言って、いろんなご飯などに連れて行ってくださった塩谷さんたちの代の方々にはその後の2年間も含め本当にお世話になりました。先輩方の背中に憧れて入部したと言っても過言ではありません。ありがとうございました。


2年生になり、ラグビーにも慣れてきたなと感じていた時に世界的なコロナの流行がはじまり、なかなか満足に部活ができない日々になりました。そんな中開幕したリーグ戦初戦でラインアウトやスクラムなどセットプレーで重要なフッカーというポジションを、ラグビーをはじめて1年ちょっとの僕に任せてくださった岳さんたちの代の方々。チームを勝たせることだけを考えるならば院生の方などを呼んで試合に出てもらった方がいい中で、後輩の成長のためと腹をくくって僕を出場させてくださった先輩方の判断はものすごいことなんだなと、チーム全体のことを考える4年生を経験してあらためて思いました。ありがとうございました。


3年生になり、身体も大きくなってきて自信もついてきたリーグ戦直前に指の骨を骨折しました。そこから東大戦直前までグラウンドの外からチームを見ることになるのですが、そこから見えたのは、しょうまさんたちの代の方々の楽しそうにラグビーをやる姿でした。先輩方とは僕たちが入部してから3年間もの間一緒にラグビーをやりましたが、いつも笑顔が絶えず、楽しそうな先輩方から元気をもらっていました。怪我の時も心が折れずにいられたのは先輩方のおかげです。ありがとうございました。


4年生になり、選手主体でチームをまとめる大変さを感じました。また、春の国公立戦で足の怪我をして春シーズンを棒に振ることになりました。研究室配属もあり、本当にしんどい毎日でした。そんな日々も乗り越えられたのは4年間一緒に過ごしてきた同期のみんなのおかげです。どんなに辛いことがあっても、部室に行けばみんながいると心に言い聞かせて毎日を乗り越えていました。みんなは僕の自慢の同期です。みんなと最後まで頑張って来れて良かったと本当に思います。ありがとう。


先輩方への感謝を書いてきましたが、今までしっかりとついてきてくれた後輩にも感謝しています。


1年生。部室やグラウンドなど日頃から元気がよく、仲の良いみんなにはいつも元気をもらっていました。練習の準備や相手校が帰った後の掃除など、みんなが率先していつもやってくれていること本当にありがとう。これからも全員で切磋琢磨してお互いを成長させていってください。来年以降のチームの声や元気はみんなに任せます!


2年生。練習メニューなどで困った時や、アドバイスをお願いしたりした時にたくさん意見をくれてありがとう。みんなのラグビーがうまいことに驕らずに、走ってセットする姿やルーズボールをしっかり取りに行く姿など、いつも感激してました。これからもプレーで姿勢でチームを引っ張っていってください。


3年生。3年間という長い間みんなとラグビーができて楽しかったです。一人一人のラグビーのプレーやテーピング技術など本当に頼もしいなと感じていました。来年チームを引っ張っていく立場になると思うけど、伝えれることはなんでも伝えるので、いつでも聞いてください。君たちの言動や背中を君たちが思ってるよりも多くの人が見ています。君たちならきっと大丈夫です。頑張ってください。今までありがとう。


他にも佐々木先生、土門さん、左海さん、藤本さん、OBOGの皆さん、本当にたくさんの方々に支えられて今までラグビーをやって来れました。皆様のご指導やご支援ご声援に感謝いたします。本当にありがとうございました。


ラグビーというスポーツは体がでっかいだけの人もいれば、キックが上手い人や足の速い人もいます。そんなタイプが全然違う人たちが同じグラウンドで同じボールを追って同じスポーツをしているのはなかなか凄いことだなと思うと同時に、ラグビーというスポーツの面白いところだなと思います。そんなスポーツだからこそ、何か1つでも自分の武器になるもの、自分の強みを持てたら試合に出て活躍できるのがラグビーの良いところです。大学からラグビーをはじめた自分にとって、ラグビーの経験値や技術で他の人と勝負しようとしても勝ち目がありませんでした。そこで僕は筋トレ飯トレを含む体重増加、そして元気な声という2つにはこだわってやろう。そこが他の人にはない自分の強みだと思って今まで取り組んできました。

後輩のみんなにはどんなことでもいいので、これだけは誰にも負けずにやってきたと胸を張れることを作って欲しいなと思います。きっとそれがみんなの強みになるはずです。


どれだけ辛い練習も尊敬できる先輩、信頼できる後輩、そして頼りになる同期、みんながいたから乗り越えられました。日本という国で同じ時代に生まれ、名古屋大学に入学し、ラグビー部に入りラグビーをみんなとできること。ものすごい奇跡だと思います。この出会い、奇跡を大切にこれからの人生も生きていこうと思います。


「今だからできることそれを決して忘れないで」これは小田和正さんのキラキラと言う曲のワンフレーズです。母が小田さんを好きなこともあり、小さい頃から何度も聞いてきた曲ですが、この歌詞に何度も助けられてきました。4年間と短いけど、自由な時間が多くていろんなことができる大学生活、そんな大学生活のほとんどを熱い仲間たちとともにラグビーというスポーツに力をそそげること。大学生という今だからできることなんだと思います。どんな辛いことがあっても共に乗り越えてこれた仲間と、そして、僕をラグビー部へと導いてくれたと言っても過言ではない奥田とラグビーができるのもあと3週間です。最後笑って終われるように絶対勝ちます!


最後にはなりますが、両親への感謝を書きたいと思います。小さい頃から自分がやりたいと言ったことをダメと止めることなく、のびのびと育ててくれたこと。大学ではラグビーをやりたいと言った僕に、あなたがやりたいならしっかり頑張りなさいと背中を押してくれたこと。どんなに大きな怪我をしても、ラグビーやめなさいとは決して言わず、怪我してる時こそ、めげずにできることをコツコツ頑張りなさいと言ってくれたこと。そして何よりも練習が終わって、どんなに遅くに帰っても美味しいご飯をたくさん作って待ってくれてたこと。あげるときりがないです。なかなか面と向かっては言いづらいですが、僕はお父さん、お母さんの息子で良かったなと本当に思います。今までありがとうございました。

僕は何度かトライを取ったことがありますが、決まって両親が応援に来てない時に取り、両親の前ではまだ取ったことがありません。最後の東大戦、両親の前でしっかりとトライを取り切って、チームを勝利へ導きます!


この4年間のラグビー生活において関わってくださった選手、スタッフ、先輩、後輩、同期、監督、コーチ、全ての皆様、大変お世話になりました。僕の人生は人に恵まれているなとよく感じるのですが、大学ラグビーにおいても本当に人に恵まれたなと思います。僕は皆さんに出会えて、一緒にラグビーができて幸せ者です。最後までプレーで声で背中でチームを引っ張って行こうと思いますので、応援よろしくお願いします!


次は同じ初心者組から一緒に頑張ってきた陸にまわします。彼とは4年間電車も学科も一緒だったので、誰よりも多くのことを話したなと思います。時にはお互いの考えが一致せずに電車の中でもバチバチしたこともありましたが、今となってはどれもいい思い出ですね。陸の力強いゲイン、キックに何度も助けられました。東大戦でもその実力を存分に発揮してくれることでしょう。あと3週間、最後まで一緒に頑張ろう!

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