2021年11月30日火曜日

「正直」と「基本」

タックルの鬼,雪治から回ってきました,3年の武藤です.雪冶はチームにとって大変重要な存在で,雪冶のタックルにチームは幾度となく救われています.ただし,成績は聞くところによると非常に心配するほどなのでぜひ頑張ってほしいです.

さて,先日リーグ戦と3年生試合が終わり,残すは定期戦のみとなりました.本来ならばこの時期に書くブログはリーグ戦の反省や定期戦に向けた目標などだと思うのですが,今回は私が最近練習しているときに考えていることを書きたいと思います.

僕が大切にしている言葉に,「「正直」と「基本」」というものがあります.これは日産のR35GT-Rという伝説的な車を開発した元エンジニアの水野和敏という人の言葉です.この言葉は現状の事実を正確に把握し,基本に立ち返り,そこから本質をつかむという意味です.端的に言えば原理原則を抑えるってことです.

例えばボールをパスするときのハンズアップ・アーリーキャッチ・フォロースルー・ネックターンという基本の動作があります.ではこの動作は何のためにするのか,これをしないと何が起こるのか,なぜこれでないといけないのか,などを考えるところから始まります.そこからもっとラグビーの基本に立ち返って,パスはなぜするのか,パスをしたことによる利点,欠点はどのようなものなのか,パス以外の選択肢をとったらどうなるのか,というふうに考えて少しずつ本質に近づいていく感じです.

決して僕が先ほど出した例の正解が分かっているというわけではありませんが,なるべくこのようなことを考えながらラグビーをするように意識しています.本質にたどり着くためにももっと考えてラグビーをしたいと思います.

ちなみにこの考え方をもっと深く知りたいという方がいらっしゃいましたらフォレスト出版の「非常識な本質」という本がおすすめです.水野さんの今の考え方に至るまでの営業やレース監督時代などでの経験も書いてあり,非常に読み応えのある本です.アマゾンでも売っているのでぜひ.


次は瑠名ちゃんに回したと思います.

2021年11月24日水曜日

楽しむ余裕

  いつもひたむきに頑張っている1年生スタッフのさやかちゃんから回してもらいました、2年の野中です。1年生のスタッフはさやかちゃん一人となってしまいましたが、そんな中でも一所懸命にスタッフの仕事に向き合っていてとてもすごいなと思います。同期の選手たちといい関係が築けているようでなによりです。授業の小テストが0点ということでしたが、自分のようにならないよう気をつけてください。


 今月の頭にリーグ戦が終了しました。名大は最後の3試合しか参加できませんでしたが、試合の少ない今年においては特に貴重な経験となりました。ありがたいことに自分はすべての試合に出場させて頂きました。今年の春にポジションを変更してからしばらく経ちようやく今のポジションにもなれてきたと感じていましたが、リーグ戦を経験してさらに多くの課題に気付くことができました。タックルや運動量もそうですが、セットプレーでの課題についてはよりしっかりと向き合って、定期戦まで残り僅かですが、よりチームに貢献できる選手になれるよう頑張ります。

 話は変わりますが、タイトルに書いたように、最近になってようやくラグビーを楽しむ余裕がでてきた気がします。今までは大学ラグビーについていくことや新しいポジションに慣れることに精一杯で、ラグビー自体を楽しむ余裕があまりありませんでした。もちろん今までの部活も楽しかったのですが、ラグビーそのものというよりかは部の雰囲気の方を楽しんでいたのだと思います。それもとても大切なことなのですが、ラグビーを楽しめるようになってより名大ラグビー部に所属している意味合いが自分の中で大きくなりました。試合に出る機会が増えたこともあり、改めてこのスポーツの面白さに気付くことができました。この楽しむ心を忘れずに、これからはより積極的に部活に取り組んでいきたいと思います。


 次は試合にてとても頼りになるキックチェイスの鬼、武藤さんに回したいと思います。

2021年11月17日水曜日

初めてのリーグ戦

 同期の大地から回ってきました1年スタッフの川澄さやかです。大地は勉強も頑張っていると言ってくれましたが、最近民法の小テストが0点ばかりなのでもっと頑張ります。そして、1年スタッフが実質1人になり少し経ちます。寂しいですが、大地を始め同期がよくご飯に誘ってくれるので楽しい部活生活を送っております。いつもありがとう。

10月半ばから私にとって初めてのリーグ戦がありました。3週連続と知り気圧されていましたが、終わった今となってはあっという間の3週間だと感じています。リーグ戦の日が近づくにつれて緊張感が強まる中で、言葉では表しづらい闘争心のようなエネルギーを感じました。全員で勝利に向かっている姿はとても素敵で、ラグビー部の良さを実感することが出来ました。また、OB会の方々から配信用の機材を頂いて、リーグ戦で初めて配信ビデオも撮ることになり、私自身さらに緊張感が増しました。今は練習でメディの仕事も経験させて頂いています。練習でも試合でも先輩方から学ぶことはとても多くて、リーグ戦を通して自分の行動に責任と自信を持って仕事を出来るようにならなければならないと感じました。


以前先輩方が書かれていましたが、OB会の方々からご支援頂いて来週の日曜日にスポーツ医学検定を受けることになりました。このような貴重で有難い機会に恵まれたので、今後の練習に繋げていけるように知識を増やしていきたいです。


次はたくさん1年生のことを気にかけてくださる野中雪冶さんに回したいと思います。

2021年11月14日日曜日

リーグ戦の反省と今後の目標

練習前や練習後、パスやキックなどの自主練を積極的に行なっている凜さんから回していただきました1年生の田中です。そんな凜さんに活躍していると言っていただいてとても嬉しいです。ただ、個人的にまだまだだなと思うところがたくさんあったので、現状に満足せず、東大戦や阪大戦に向けてひたむきに努力を続けていきたいと思います。

ここではタイトルにもある通り、リーグ戦の反省と今後の目標について書きたいと思います。まず、リーグ戦の反省です。個人的に良かったと思う点は、コロナウイルスの影響で沢山の試合が中止になってしまいましたが、その中でも行われた3試合には怪我なくフル出場できたことです。この経験は、来年のリーグ戦だけでなく、今後あらゆる試合を戦っていく上で非常に大きな財産になると思います。悪かったと思う点は沢山あるのですが、その中でも特にダメだったのがタックルです。私は小さい頃からラグビーをやっているのですが、タックルはずっと下手くそなままです。練習中にタックルの姿勢や間合い、レッグドライブなど意識しているつもりでも、いざ試合になると体が浮いてしまったり、レッグドライブができてないという場面が多々あります。リーグ戦でも自分がタックルを受けてしまってゲインされてしまう場面が何個かありました。名大にはタックルが上手な先輩や同期がいるので、その人たちを参考にしたいと思います。また、私はタックルの時に踏み込む一歩目の脚が出ていないと試合のビデオを見返して思ったので、練習からその部分を意識したいと思います。次に今後の目標についてです。タックルの技術の向上は絶対にしなければなりませんが、リーグ戦を通じて、それ以外で改善しないといけないと痛感した部分はフィジカルです。特に日本福祉大学さんとの試合では自分のフィジカルの弱さをとても感じました。下半身を中心にもっと筋トレをしてタックルされても倒れない体作りをしていきたいと思います。

次は一年生スタッフのバイトに部活に勉強に忙しそうなさやかに回したいと思います。 

2021年11月9日火曜日

今後の課題

  リーグ戦ではゴール前からの豪快なトライを見せてくれた横川君から回ってきました3年の安田凜です。一昨日でリーグ戦の全試合が終了しましたが、私はほんのわずかな時間しか試合に出ることができませんでした。私にもっと実力があれば交代で出場できる場面はもっとあったと思うのですが、試合に出たわずかな時間だけでもまだまだ大事な試合を任されるには力が足りていないと痛感させられました。そこで私がこれからどんな練習をして何を伸ばしていけばよいのかをこの場を借りて反省していこうと思います。

 スクラムハーフというポジションの特性上、試合中は常に冷静にチームに指示を出していかなければなりません。アタックではその瞬間だけでなく、数フェーズ先のことまで予想しながらどのようなアタックが一番有効なのかを選択しなければならず、そのためには味方や相手の状況も広く把握している必要があります。最近は味方や相手の枚数、裏のキックケアの有無など確認できるようになってきましたが、どうしてもフェーズが重なって疲れてきたり焦ったりすると味方の声も聞こえなくなったりテンポを出そうと意識するあまり逆目の判断ができなくなったりしてしまいます。経験上これらの判断ができるかどうかはその瞬間に心の余裕があるかだと思います。ですから今後の練習ではパススキルやラックへの寄り、球出しなど基本的なことを大事にし、全く心配なく基本的なプレーができるようになってから全体を俯瞰的に見れるよう意識していきたいと思います。またディフェンスも同様に数フェーズ先まで予想しながら早く指示を出していかなければ相手のテンポの良いアタックや不意の逆目のアタックに人数を余らされてしまいます。私が上手くディフェンスの枚数をコントロールできない原因にはその場その場で行き当たりばったりな指示を出しているからだと思います。ポジションごとにディフェンスの仕方は違うはずですから、特に逆目に人を残すときなどはそれが正しい人でないとそのフェーズではよくても数フェーズ先でピンチになってしまうということです。なので今後は味方一人ひとりがどう動こうと考えているかを考えつつ、その後の展開を予想して指示を出せるよう常に考えようと思います。

 リーグ戦に出て大きく感じたのは練習に比べて判断能力が極端に低くなってしまう事です。これは試合への緊張やミスへの不安から余裕がなくなってしまっているということに起因すると思います。これは練習ですぐに改善できるものではないと思いますが、練習中により深く思考を巡らせることや基礎的な練習を積んでミスへの不安を減らすことで改善していきたいと思います。

 次は1年生ながらリーグ戦で獅子奮迅の活躍を見せてくれた田中大地君に回したいと思います。

2021年11月3日水曜日

目標像

 試合でも練習でも頼りになる啓太から回してもらいました3年の横川瑞生です。リーグ戦が始まり1年生の活躍が頼りになる一方で負けてられないなと思っています。


最近高校の同期に会う機会があり高校の時の試合映像を見ました。そんな高校生の時に目標にしたり憧れていた先輩や頼りにしてた同期、後輩がいるので少し紹介させてください。


目標にしていた先輩は二つ上のキャプテンで3番をやっていて入部してから約半年間スクラムの練習で毎回トイメンに入ってしごかれていました。あまりにしんどくてポジションを変えてもらいたいとまで思っていましたが、根気よくアドバイスをくれたり練習相手にもなってくれる人でした。そんな先輩は試合でも活躍していて憧れであり目標でした。


頼りにしていた同期は12番を主にやっていました。中学生の頃からラグビーをやっていて1年生の時はエイトで試合に出ていました。体が強くてパスも上手くランもできるやつでした。私の代のチームはバックスチームだったこともありトライも取ってくれてました。割と初心者が多いFWにもよく指示してくれていて頼りになりました。この後に紹介するのですが、当時スタンドをしていた後輩がスキルのある選手でよく相手にマークされていましたが顧問に「本当のキーマンはこいつだ」と言われていたことを羨ましく思っていました。


最後にとても上手で頼りにしていた後輩を紹介します。その子は1年生の時からスタンドをしていて上級生相手にも指示を飛ばしてゲームメイクをしていました。ランも上手くて一人で相手を抜いてくれたりキックも上手くタックルも凄かったです。後輩ながらいろいろなことを教わっていました。今では強豪大学でスタメンを張っているので応援しています。


他にも自分のラグビー観を作る元になった選手がたくさんいますがこのあたりで終わろうと思います。自分も誰かの目標になったり頼ってもらえるプレイヤーになりたいと思い続けています。

次は同期の安田君に回します。