2020年6月28日日曜日

「ラグビー部に入部した理由」                   
3年泉川拓

こんにちは。同じく未経験者としてラグビー部に入った岡田くんから回ってきました泉川拓です。岡田くんのブログと似たような内容になってしまうのですが、僕もなぜ大学からラグビーを始めたのかを書きたいと思います。

僕は父の仕事の関係で高校まで海外で過ごしました。海外の学校のクラブ活動はシーズンごとに分かれており、日本の部活動のように一つのスポーツをずっと続けることはありません。なので、一つのことに打ち込む日本の部活動にはなんらかの憧れを抱いていました。名大のG30という英語のプログラムに入った僕は秋入学だったので部活に入るのは次の年の新歓まで待つことにしました。

入学した秋から次の年の春までの6ヶ月間はすごく暇でした。バイトばかりしていたのですが、特にやりがいを感じることもなく、ただ退屈な日々が過ぎていきました。また、先ほども言ったようにG30というプログラムに入っていた為、知り合うのは留学生ばかりで一般生との接点が一切ありませんでした。これらのことからより一層部活に入りたいと思うようになりました。

当時特にやりたいスポーツはなく、高校の時にラグビーボールは何回か触ったことがあったのでとりあえずラグビー部の体験会に行ってみることにしました。その時の特に印象に残っていることは部の雰囲気がとても良かったことです。その後、ラグビー部の新歓に何回か行き、入部を決めました。

僕はこの二年間怪我で満足にプレーできていませんが、それでも自分なりにやりがいを感じることは多く、入部して良かったと思っています。

次は同じ未経験者として入部した藤田くんに回したいと思います。

2020年6月24日水曜日

「なぜ大学からラグビーを始めたか」 3年 岡田健太郎


スクラムを組む上で重要なパートナーとも言える石川くんから回ってきました、岡田健太郎です。今回は初心に帰ってなぜラグビー部に入ったかを書きたいと思います。

まず初めに私は物心ついた頃にはすでにバットとボールを持って父親の草野球の試合を見に行くような野球少年でした。ですからそれまでの人生の殆どの時間を使ったものが野球ですので、正直なことを言うとラグビー部に入った今ですら野球の方がラグビーより好きと思ってしまいます。(ですが大学きてからはあまり野球を見れてはいませんが)

なぜそんな自分がラグビー部に入ったかと言うと部の雰囲気が良いとかこの先輩に惹かれたとかは色々な人が言っていることなので省くとその中でいちばん大きいものはめちゃめちゃしょうもない理由の"太りすぎて腰が回らないのに絶望したから"と言うものがあります。これは、バッティングにおいて腰が重要でしてそれが浪人中に激太り&筋力低下により自分が思ってる振りができなくそれに絶望したからです。ですからなぜラグビー部に入ったかを正直に言うとこんなしょうもない理由から自分はラグビー部に入ることを決めたのです。

ですがやはり人と当たるなんてものはやってこなかったので入るまでには相当悩みました。しかしこれは色々な人が再三言っていることですがラグビー部の雰囲気・先輩の言葉からこの部活なら大学の4年間を費やしても良いと思えたので人に当たる怖さよりもやってみたいという気持ちが強くなったので、やはりなんやかんや言ってもそこ人が重要であるわけです。

最後にこんな稚拙な文章ですが言いたいことは、この2年間確かに満足にラグビーをできているとは言えないラグビー人生です。しかしそれでもラグビー部に入って本当に良かった思える日々を送っているので入れたことを幸せに思っています。

次は、同じく初心者で入って同期のFWである泉川くんに回したいと思います。彼は自分よりもちゃんとした文章を書くと思うので安心して読んでください。

2020年6月19日金曜日

「同期愛」 3年 石川寛太郎

こんにちは。可愛い可愛い祥馬から回って来ました3年の石川寛太郎です。今回のブログでは最近自分が忘れかけていた「同期愛」について書きたいと思います。

3年生になりもう数ヶ月が過ぎ、僕たちを取り巻く環境も1,2年生の時とは変わって来ました。1,2年生の時は先輩が作ってくれるグラウンドの雰囲気でのびのびとラグビーをすれば良く、私生活でも大学に慣れ始めあまり悩み事はありませんでした。だが、3年生となって見えてくる来年のチーム作りの事、自分の将来の事など、色々と考え事をする事が増えて来ました。そうした環境の中で最近の自分は、自分の事ばかり考えていて、同期の事をあまり考えていなかった。

ではなぜ同期愛が必要なのか。大学ラグビーはいつかは終わる。でもせめて今いる同期とは大人になっても交流を続けたい。同期の結婚式にも呼ばれたいし、何十年後もお酒を飲んでバカな話をしたい。そうしたこれから何十年先の同期との関わり方を決めるのが、残り僕たちに残された2年間だと思う。なので、今同期がもし大変な思いをしていたら寄り添うし、同期に対して思う事があったら言い合えるような関係でいたいと思う。そして、そうした同期との付き合い方が後輩、部全体に良い影響を与えるのは当たり前だ。

新入生に対して教えてあげれる事があるとすれば、ラグビー部では一生の友が出来ると言うこと。楽しい事だけを友達とするのはそりゃ楽しいに決まってる。だけどきつい練習だったり、同期と戦う試合で勝った経験などは何事にも勝る経験になると思う。もしラグビー部に興味を持ってくれた新入生は新歓だけでも来てみて下さい!

以上で今回のブログは終わりです。次はアメフトとのコラボ企画で有名になった3年の岡田健太郎くんに回したいと思います。

2020年6月16日火曜日

人任せにしない

「人任せにしない」
三年 榊原祥馬

こんにちは。千紘さんから回ってきました三年の榊原祥馬です。

僕は高校1年からラグビーを初めて今年で6年目になります。今回のブログではタイトルにもあるようにこれまでラグビーをやってきた中で気をつけなければいけいないと思っている「人任せにしない」ことについて書きたいと思います。

早速本題に入りたいと思います。

「人任せにしない」ということを聞いてそんなの当たり前だと思う人が多いかと思います。しかしこのことを意識で来ている人はどれだけいるでしょうか?実際僕は、意識している時間の方が短いです。だからこそ気をつけなければいけないなと改めて思いました。

ラグビーの1番の特徴は15人というプレイヤーの数だと思います。この人数の多さが誰でも活躍できるというラグビーの魅力に繋がっています。一方で、グラウンドに立つ人数が多いからこそ自分がやらなくても誰かがやってくれるという考えになってしまうと思います。タックルにいくこと、オーバーにいくこと、アタックでゲインすること、すべてに言えることです。全員がトライをとるつもりでいるチームと誰かがトライをとってくれると思ってるチームでは前者の方が強いと思います。

高校の顧問の先生に「意識の無意識化」と言われたことがあります。どんなことも意識しながらやっていれば無意識にできるようになるということです。自分にできること自分の役割を人任せにせずにやれる人になりたいです。

最後になますが、4年生一人一人のブログを読みこの人たちと少しでも長くラグビーをやりたいと思いました。これから先どんな状況になるかわかりませんが、今は自分ができることをやりたいです。

次は、部を代表して主務の仕事を頑張ってくれている石川貫太郎くんに回したいと思います。

2020年6月13日土曜日

「指示待ち人間になるな」
                                                                                  4年 長谷川千紘

皆さんこんにちは、羽田野くんから回ってきました4年の長谷川千紘です。
羽田野くんはバイト先に同期が来ても赤の他人のような接客をしてきて面白いので、ぜひ皆さん行ってみてください。

 さて、本題にうつります。私は今回「指示待ち人間になるな」というタイトルでブログを書こうと思います。なぜこのタイトルにしたかというと、ラグビー部だけに限らず、自分で考えて行動する事は、部活をする中で大切にすべき事の一つだと考えているからです。

 自分で考えて行動する事の前に、大前提となってくる事は「言われた事をしっかりこなす事」だと思います。

例えば、何日までに〇〇をしてくださいと言われたとします。残念ながら今の現状は締め切りを忘れてしまったり、言われた事をこなせていない人が見受けられます。4年生からの指示が多くて、大変だと思っている下級生ももしかしたらいるかもしれません。しかし、4年生は部のために行動しているのであって、意図があってそれを行なっているのです。私は、この体験した事のない状況の中、何かできる事はないかといろいろな行動を起こしている同期に頭が下がる思いです。下級生の皆さんも、もう一度自分の行動を振り返ってみて欲しいなと思います。

 そして「自分で考えて行動する事」についてです。下級生は4年生に言われて何かをする事が多いと思います。その時にもただ言われた事をするのではなくて、言われた事以上に何か自分にできる事はないかと考える事が大切だと思います。まだ本格的に練習しているわけではないので大口は叩けませんが、4年生になったら嫌でも自分達で考えてチームを動かしていかないといけないのです。誰も教えてくれません。その時に、チームの状況を見て何をすべきか考える事ができるようになるためにも、指示待ち人間でいてはいけないと私は思います。

 私はこの1年間就職活動をしてきて、様々な社員の方を見てきました。その中で感じた事はやはり、指示待ち人間は活躍できないという事です。そこから自分で考えて行動する事は、社会に出てからも必ず必要とされる事だと思い、私自身も心がけるようにしています。

 精神論的なものになってしまいましたが、私はここに書いた事が部活をする上で必要となる事の1つであると思います。さらに、部活を通して学べることでもあると思っています。

 次は、笑顔が可愛い新歓隊長の榊原祥馬くんに回したいと思います。

2020年6月11日木曜日

名大ラグビー部のここが凄い

4年 羽田野純也

じょーこー君からご紹介に与りました、4年の羽田野純也です。彼とは昆虫食を食べようと約束をし、早1年の仲です。高タンパクで注目される昆虫食、早く賞味したいものです。


さて、ここから本題に入りたいと思いますが、何を書こうか迷った結果、題名にあるように名大ラグビー部の自慢できるところを改めて紹介したいと思います。理由としては、これを考えているうちに、僕がラグビー部に入部したキッカケや今後の自分の理想像などについても言及できるなと考えたからです。
※ちなみにですが、これは3年間、名大ラグビー部という組織で過ごしてきた僕の独断と偏見によるものです。

自慢できるところ1つ目
"社会性が養われる"
 名大ラグビー部は、付きっきりで指導を行ってくれるようなコーチなどはおらず、基本的には学生主体のチームです。学生主体な分、運営や統率においてつまづくことは多々ありますが、チームのために一人一人が責任感をもって活動しています。
 それぞれの学年、または個人に担うべき役割があり、チームに最善な道を考え行動しています。

2つ目
"アットホームな雰囲気"
先に言っておきますが、これが僕がラグビー部に入部した大きなキッカケであると同時にラグビー部に惹かれた1番の要因です。
とても温かく、居心地が良い雰囲気で、4年間ラグビー部で過ごしたい。ここでなら一生の仲間ができそうだ、そう思いました。
新入生の皆さんには、是非新歓に参加していただき、この雰囲気を味わって欲しいなと思います!

3つ目
"誇り高い"
これに関しましては、自分がそうありたいという理想も含まれています。僕は、名大ラグビー部の一員であること誇りに思っています。
僕らが背負っている名大ラグビー部という看板は思っているよりも大きく、重たいものです。この看板に恥じないよう、現在のようなコロナ禍で練習もままならない状況であっても自分たちが成長できる手段を模索し実行しています。
残り半年、プライドを胸に精進し、最後には
「後悔などあろうはずがない、、」
そう言って引退を迎えたいと思っています。


ざっくりとですが名大ラグビー部の自慢できるところを紹介しました。最後まで読んでくださりありがとうございました。


次は、4年同期の紅一点 千紘ちゃんに回したいと思います。

2020年6月8日月曜日


「どうしてラグビーなのか」

4年 常光琢真

今回のブログ、初めは「勝ちたい理由」についてのブログを書いていたのですが、途中で自分にとって「楽しむ」ことの方が大切で、その先に「勝つ」ことがあると気づきました。ということで今回は「楽しむ」こと、そしてそれが「どうしてラグビーなのか」について書いていきます。



ところで「楽しいことは好きですか?」
と聞かれたら何と答えますか?

誰でも「はい」と答えるはずです。

では「あなたにとって楽しいことは何ですか?」
みなさんはどう答えますか?

この質問の答えは人それぞれ違うでしょうし、理解されないこともあるでしょう。それは興味や好みの違いだと言う人もいると思いますが、もう一つ「楽しみ方」を知らないということもあると思います。だから我々ラガーマンが「ラグビーするのが楽しい」や筋トレ好きが「筋トレが楽しい」と言うと不思議な顔をされるのでしょう。

そもそもスポーツの楽しさは「勝った」という結果から感じるだけではなく、試行錯誤や成長の実感、思い通りにプレーできた時などの過程からも感じるはずです。そのため、なんとなくやるだけよりも考えながらスポーツをした方が楽しめるはずです。

ただ勝敗のあるスポーツでは良いプレーは勝利につながるので、練習は「勝つためにやるんだ」とある程度意識することは過程にとっても大切だと思います。また人間欲深い生き物なので楽しければ楽しい方が良いと思うのが自然です。となると勝ち負けのあるスポーツで「勝つ」ことを目指すのは自然だと言えます。



ここから本題の「どうしてラグビーなのか」に入っていきます。

魅力その①
ラグビーはボールを持ったプレイヤーとそのプレイヤーに対するプレーは(悪質で危険なプレー以外は)何でもして良いことになっています。その自由度の高さから、相手を力で突破するのも良し、スピードで置き去りにするのも良し、緩急のあるステップで翻弄するのも良し、つまり自分の強みを活かせるのがラグビーなんです。

そしてその選択は基本的にボールを持った選手に委ねられ、全ての選手にトライするチャンスもあります。ボールを持っている間はその選手が主役になる、そんな他のチームスポーツにはない魅力がラグビーにはあります。

魅力その②
ラグビーはパワー・スピード・スタミナ・テクニック・頭脳などの様々な要素の総合力が求められるスポーツです。逆に言えばどの能力を伸ばしてもプレーの向上につながるわけで、成長できる幅が広いことになります。これは”過程”を楽しむ上でとても素晴らしいことだと思います。

上にあげた二つの魅力があるから今までずっとラグビーを楽しめていると思います。



最近、プロの試合は凄すぎて参考にならないと聞くことが多いですが、僕はスーパーラグビーの特にNZ勢ともちろんサンウルブズを見るのが好きです。スポーツ観戦なので楽しめることはとても重要で、そこから(DFも含めて)トップレベルのプレーに憧れ、目標にし、練習することが上達につながると思っています。つまりラグビーが楽しくなる秘訣だと信じています。

繰り返すようですが、ラグビーの要素ひとつひとつの成長を楽しむことが一番大切だと思います。そうして個人としてもチームとしても上を目指して行きたいと思っています。そしてその先にある勝利をつかみましょう!

長くなりましたがひとりでも多くの後輩がラグビーをもっと楽しめるきっかけになれば幸いです。


次は口数は少ないですが実は部内でもトップクラスにラグビーを愛している純也に回します。

2020年6月7日日曜日

「痛みの先にあるもの」

4年 松浦淳之助


僕は現在4年生なので、昨年の冬から就職活動を行ってきました。
面接などにおいて、W杯が盛り上がったこともあり、ラグビー部に所属していることは、企業の方々の受けもよく、ラグビーをしている理由やラグビーの魅力などについて聞かれることが度々ありました。そして、それはラグビーの魅力について、今一度振り返るいい機会となりました。

というわけで、今回は僕が感じたラグビーの魅力について書いていこうと思います。

僕の思うラグビーの魅力は2つあり、1つ目は前回、碧が紹介してくれた「多様性」、2つ目は「痛み」だと思います。
痛みが魅力なんて変なやつだと思うかも知れませんが、僕はMなわけではありません。

こんなことを書いたら、未経験者が入りたくないと思ってしまうかも知れませんが、ラグビーにおいてタックルをするのもされるのも、大きな男同士が全力でぶつかり合うので、当たり前に痛いです。
ですが、その痛みを知ることがとても大切なことだと僕は思います。

例えば、試合中自分1人がタックルに行くのを尻込みしたとしても、味方は身体を張り続けています。
大切な仲間が身体をぶつけ続けるその姿を見て、タックルの痛みや恐怖を理解しているからこそ、自らも1秒でも早く立ち上がってタックルに向かおうと思えます。80分の試合を通してタックルに行き続ける味方のことを尊敬できるし、自らもそうありたいと思えます。

また、痛みを理解することは、味方だけでなく相手にさえ尊敬の念を抱くことにつながると思います。
試合中こそ、そんなことに気が回らないことが多々ありますが、チームのために、痛みや恐怖を乗り越え身体をぶつけるのは相手も同じです。試合が終われば、グラウンドにいた全員が、チームのため仲間のために、痛みや恐怖を乗り越えて戦い抜いた選手であり、勝ち負けに関係なく賞賛に値すると思います。

以上、ラグビーが痛いことを強調して伝えてしまいましたが、しっかり身体を鍛えてスキルを身につければ痛みは最低限に抑えることができます。なによりラグビーを通じて、そんな痛みなんてぶっ飛ぶような仲間や体験、価値観を得ることができると思います。

次は素晴らしい肉体を持ち、まるで痛みを感じていないかのように豪快なプレーをする常光に回したいと思います。

2020年6月4日木曜日

「ラグビー再考」

4年 岡碧

渋谷くんから紹介に預かりました4年の岡です。お化けというのは少々傷つきますが私のようなフィットネスしかない選手にとってはそのような言われ方をされるようじゃないと武器には出来ないのかもしれませんね。

新型コロナウイルスの影響で練習が出来ないこの状況ですが、皮肉なことにラグビーのことを考えるにはちょうどいい時間でもありました。日本協会が様々な試合の動画をYouTubeに上げて下さっており、また練習や通学がない分それらを見ることができる時間が増えたからです。なので、今回はそんな中で考えた「ラグビーってどんなスポーツなの?」ということについて書いていこうと思います。ラグビーに触れたことがある方はもちろん、右も左もわからないという方にも楽しんでいただけるよう精一杯書いていきます。

私はラグビーの一番の魅力は「多様性」であると思っています。太っている人はその重さをぶつけ、背の高い人は空中で戦い、足の速い人はそのスピードで切り裂き、小柄な人は低さと小回りで大きい人を倒し…と様々な人に活躍出来るチャンスがある競技なのです。
さらに、ラグビーは自分の「選択」を認めてくれる競技でもあります。「身体が大きいからFWをやらなくてはいけない」、「小柄だからBKしかできない」なんてことはありません。
自分の話をしますと、私は背が低いです。足が特別速いわけでも、キックが蹴れる訳でもありません。そんな私でも、工夫をして大きい相手を倒すことに一種の楽しさを見出していたのでしょう、気がつくとこの競技に飛び込んで10年目になります。味方の大きい選手の分まで走って相手に低く当たっていく自分のプレースタイルは、目立つものでは無いですがこれはこれで楽しいです。ラグビーの持つ「多様性」のお陰で覚えた楽しさとも言えるでしょう。

昨年のW杯前に「日本代表に外国人がいるのはおかしい」という意見を見ることもありましたが、生まれも育ちも国籍も違う選手たちが一つの目標に向かって一致団結して戦う姿は日本中を熱狂させました。この「多様性」こそがラグビーが面白く、熱いスポーツである理由だと思います。少しでも興味があったらラグビーの世界に飛び込んでみてください、ラグビーはあなたを受け入れてくれるはずです。

次のブログですが私にはない素晴らしい肉体で暴れまわる松浦淳之助くんに回したいと思います。


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少し前のブログで石黒くんがW杯ベスト15を考えていましたが、FWを丸投げしていたのを覚えておられますか?石黒くん以降に最初にブログが回ってきたFWが私なのでFW8人を選んでみようと思います。

1番ジョー・ムーディー(NZL)
タックルもアタックもPRとは思えない俊敏性を見せます。速い、デカい、強い。

2番堀江翔太(JPN)
ここまで何でもできるFWというのもいないんじゃないかと思うほど器用ですし、ここまで走るHOというのも世界的に珍しいのでは。

3番タイグ・ファーロング(IRE)
サモア戦でのタックラーを引きずってのトライもスコットランド戦でねじ込んだトライも力を見せつけるような強烈なトライ。世界で一番アタックができるプロップ。

4番マロ・イトジェ(ENG)
イングランドのDFの核。とにかく倒して絡み続ける。ニュージーランド戦のMVPはこの人だと思っています。

5番アラン・ウィン・ジョーンズ(WAL)
派手なプレーは少ないが確実に仕事をこなす職人。ベテランとは思えない運動量と激しさでチームを鼓舞。

6番フアン・マヌエル・ガミナラ(URU)
世界的には小柄な部類だが、ひたすら走ってひたすらタックル。フィジー相手に大金星の立役者。ちなみにこの試合はYouTubeでフルで見れますのでまだ見ていない方は是非。

7番サム・アンダーヒル(ENG)
W杯ナンバーワンタックラー。回数ももちろん多いんですが、1発1発の強烈さが圧倒的に違いました。

8番ドウェイン・フェルミューレン(RSA)
南アに優勝をもたらした人と言っても過言ではないでしょう。走ってもよし、タックルもよし、ブレイクダウンもよし。

2020年6月1日月曜日

「ラグビーとフィットネス」

4年 澁谷勇輝

なかなかクセのあるタイトルのブログを書いていた石黒君から回ってきましたが、このブログの内容はあくまでも普通です。大変申し訳ありませんが、彼のように特に添えるものもありません。彼は僕のことを名大ラグビー部の頭脳と形容してくれましたが、まだまだ力不足を実感する日々で、今後も精進していきたいと思います。

今回のテーマはフィットネスについてです。

フィットネスとは一般的に持久力を指すことが多い言葉で、名大ラグビー部においてもフィットネスの練習と言えば苦しい、辛いものです。そのため多くの部員に忌避されるものですが、一方で必要不可欠であることも確かです。

ラグビーは『闘球』と書かれる通り、格闘技のような側面を持つコンタクトスポーツです。しかし一方で『フットボール』と言われる通り、フィールドで行われる球技です。球技の中ではサッカーに並ぶほど長距離走るともいわれ、ラグビーが引き分けでも延長戦などを行わないのは人間がラグビーをできる限界の時間が80分だからという説もあります。それぐらい体力的に苦しい競技です。

なぜ練習の中でフィットネスをつけるのか。まず一つ目の理由は試合や練習の中で効率よく経験を積み、成長するためです。
例えば、ある練習試合で負けたとします。名大ラグビー部では試合の後には必ずミーティングを行って反省を出し、次の練習や試合につなげるようにしています。しかしここで相手に体力的に負けていたことが敗因となった場合、このミーティングでそれ以上の反省を出すことができません。そんな反省に基づいて組まれる次の試合までの練習はどうなるでしょうか。もしその課題をクリアすることを目的にするならただひたすらにフィットネスをつける練習に終始することになります。これでは建設的にチームのレベルアップをしているとは言えません。練習試合や試合の中では、試合の中でしか感じることができない流れや戦術についての反省を重ねていくことが、それ以降の成長に最も重要で効率的であると考えています。

二つ目の理由としては、苦しい場面での精神的な強さを養うためです。
試合の中で、特に実力が拮抗していたり、格上の相手だったりする場合、必ず苦しい時間帯があります。相手が強ければ強いほどその時間は長いことが多いです。ここで安易に失点していたり、ミスを重ねたりしていては勝つことはできません。ここで我慢することができるかどうかの精神力を養うものであると思っています。

三つ目の理由は、試合を楽しむためです。個人的にはこれが最も大きな理由であると思っています。
部員と話していても、上級生に限らず下級生でも試合は楽しいというのは共通であるようです。しかし、楽しむためには大前提として精神的な余裕がないといけません。究極的には勝敗についてだけ考えるならば80分の試合で限界まで体力を使って最後に勝っていればいいわけですが、体力的に苦しい試合は得てして楽しかったという印象よりも苦しかったという印象のほうが残りがちです。僕も試合では極力楽に試合を運べるようにしていますが、戦術のミスやどうしても苦しい選択をせざるを得ないときもあります。また相手がボールを持っている時間はそもそも戦術の支配権がありません。そのような試合でも楽しむにはそれぞれが十分に体力をもって、どんな試合展開でも余るだけの体力を持っている必要があります。

ラグビーにおけるフィットネスとは、数学における計算力のようなものであると考えています。ないとできないが、こればかりあっても強くなるわけではありません。そして練習の中でフィットネスをすると時間、体力、精神力を多く使うことになるため、必要であることはわかっていながらもできるだけ少なくしたいものでもあり、そのためには個々人の影の努力が必要な部分でもあります。

この後は4年生一のフィットネスお化け、岡君につなぎたいと思います。