2014年12月21日日曜日

  野村さんよりキャプテンの襷を託されました、若松徹です。

  思えば、僕が名大ラグビー部に入部して以降、名大ラグビー部は全ての年をA2リーグ1位という結果で終えています。と同時に、全ての年を入替リーグ3位、つまりA1昇格にあと一歩というところまでしか勝ち進めていません。学年が上がるにつれ、昇格したいという思いは強くなる一方で、昇格するために足りない「何か」をひしひしと感じ取るようになり、そして遂に、後輩として過ごす最後のリーグが終わってしまいました。
  足りない「何か」が何なのか、それは未だに分かっていません。もちろん自分のラグビー観の中で考え得るものはあるのですが、果たしてそれが最善の手法なのかは分かりませんし、今までのキャプテンの方々もそうだったのだろうと思います。

  今までの4年生方の背中は、僕らがついて行きたくなるような、安心してマネジメントを任せられるような、そんな背中でした。選手とスタッフを合わせて7人しかいない僕らの代に、そういった言わば4年生の威厳というものが纏えるか、といった不安は少なからずあります。
  足りない「何か」を探し求める中で、今後は同期と話し合う機会も増えるのでしょう。まずは僕らの代で納得のいくまで考え、議論し、練習し、過ごすであろう日々が、そういった4年生の威厳を醸し出すと信じ、とにかく今年は議論して、人数の不利を解消していきたいと考えています。

  もちろんそれは僕らの代に限った話ではありません。弱音をこんな場で吐くわけではないですが、正直僕らの代は、今までの4年生方に比べて頼りない背中を見せることもあるでしょう。後輩の皆さん、頼りないと思ったならば、すぐに僕らに伝えてください。僕らの態度や、練習内容に意見があったらどんどん言ってください。
  これから1年間、僕が大切にしていきたいところはそこです。後輩と議論することです。4年生はあくまで最上級生であって、ラグビーが一番上手い集団ではありません。更に言えば、個々のスキルや戦術に注目した場合、一人一人は必ず何か優れた点を持っています。そこを前面に押し出してください。思ったことは何でも口にしてください。
  僕らの代の人数が少ないこと、それが不利な点ならば、名大ラグビー部全員で考え、議論し、練習すれば、そんな弱点はすぐに解消できます。僕らの背中を蹴飛ばしたくなるようなこともあるでしょう。イライラすることもあるでしょう。その時はいつでも叱咤してください。その叱咤が、僕らにとって最も辛い「4年生の重み」ではありますが、それは何よりためになるものでもあります。

  とにかく意見をぶつけてください。考えてください。「4年生の威厳」と「4年生の威圧」は異なるものです。僕らは威圧することはありません。

最後になりましたが、もちろん来シーズンこそはA1リーグ昇格を果たし、阪大・東大両定期戦に勝利致しますので、今後も名大ラグビー部をよろしくお願い致します。



次のブログは、FWリーダーを務めることになった丹羽です。

0 件のコメント:

コメントを投稿