2018年12月13日木曜日


祐次郎くんから回ってきました、4年の松村です。

 周知の通り、自分は大学でラグビーをやるつもりは全くありませんでした。新歓の時、自分によく接してくれた先輩方や今の同期に対して申し訳なさを感じつつも、いつきっぱりと入部を断るべきかをずっと考えていました。そんな固かった意思が揺らいだのは、最後の新歓イベントだった新歓試合でした。試合を見るうちに自然と熱くなり、夢中になった事を今でも覚えています。前回のブログで祐次郎が書いていた通り、ラグビーには独特の魅力があると思います。最後のブログでは自分がここまでラグビーを続けるに至った、ラグビーの魅力について書きたいと思います。

 日本開催のラグビーW杯も来年に迫り、メディアでもラグビーについて頻繁に取り上げられるようになってきました。パスやキック、スクラムなど多種多様なプレーがあることや、「One For All~」といった有名な言葉に表されるような精神面がよく紹介されますが、やはり「迫力」と「奥深さ」が自分にとって大きな魅力であると思います。
 実際のグラウンドでラグビーを観戦するとぶつかり合う衝撃音や歓声が聞こえ、一段と迫力が増し、見ている方も昂ってきます。最初にラグビーに興味を持ったのも、テレビで観た全国高校ラグビーの試合でした。ルールなどは全然わかりませんでしたが、迫力に圧倒されました。新歓試合で感じた興奮も、ラグビー特有の迫力からくるものであったと思います。
 ラグビーは極めて戦略的なスポーツでもあります。チームによって採用している戦術はそれぞれ違いますし、流行も存在します。戦術によってチームの戦い方や試合運びが大きく変わってくるので、大変重要なものになります。故に今年1年間、4年生となり戦術やシステムを決めるのにミーティングを重ね、かなり時間もかけました。フィールドで体を当てるだけではなく、しっかりと考えなければならないというのもラグビーの魅力です。また、上にも挙げた通り、ラグビーには多様なプレーがありますが、そのプレー1つ1つに奥深さがあります。高校時代はPRだったので、身を以て感じたのですが、「スクラム」という1プレーの中にも、それ自体が単独で競技として成り立つのではないかと思うほど、戦略であったり繊細な技術があります。ラグビー経験が長い自分でも、バックスのエリアマネジメントやサインなどは愚か、自分が関わるプレーについても知らないことがたくさんあります。自分の専門分野において突き詰めても、追求しきれない奥深さがラグビーをここまで続けさせてくれたのだと思います。

 冒頭では大学でラグビーをやるつもりは全くなかったと書きましたが、入部してからラグビー部を辞めようと思ったことは一度もありませんでした。こうして自分が続けてこれたのも先輩や後輩、何より同期のお陰だと思います。本当に感謝しています。また、これほど心から勝ちたいと強い思いを持って、ラグビーをプレーするのもおそらく次の東大戦で最後です。あと残すところ4日ですが、悔いが残らないよう全力でやりたいと思います。

次は今年1年間副将としてチームを作ってくれた憲司くんに回します。


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