特に可愛がっているであろう後輩のおかけん(岡田健太郎)から回ってきた常光琢真です。今回が自身最後のブログということで現時点までの「ラグビー人生」について書こうと思います。
高校時代、3年間で少ない時は3人、多い時でも14人で練習しており、15人制では単独チームで試合をしたことがありませんでした。そんな状況でラグビーをしていたので、チームの戦略というものはあまりなく、ポジション関係なくラン、パス、コンタクトの基礎スキルの練習がメインで、どれだけ食べても73kgを超えないくらいひたすら走っていた記憶があります。試合は他の高校と合同チームをつくって、60分間ひたすら走って泥臭いラグビーをしていました。
大学では大人数で本格的にラグビーがしたいと思って名大を選びました。1年の頃はコンタクトレベル、チームの戦略などについていくので必死でしたが、(今でもそうですが)先輩方や土門さんにたくさん聞いて、毎回丁寧に教えていただいたことで身につくことが多くありました。この頃は定期戦が名大にとってとても大切な試合であることは練習から感じていましたが、実際に終えてみるまでどれだけ大切な試合なのか、負けて悔しがる4年生の姿を見るまでは分からなかったのが正直な所です。逆にこの時から来年は絶対に勝ちたいと思った瞬間でした。
2年生では特に定期戦に勝つために頑張ろうと思っていたのですが、5月に怪我をしていまい、その怪我が原因で冬の東大戦の前に行われたOB戦にしかに出られずに一年が過ぎてしまいました。この年の定期戦は5年ぶりの勝利でとても嬉しい反面悔しさもありました。この怪我の期間はチームが今何をしていて何を試合でやろうとしているかを見て理解すること、出来るだけ早く復帰するために練習時間のほとんどをグラウンドでリハビリに充てていました。実際のところ、何度も練習に復帰できるくらいリハビリの効果は出ていましたが、そのたびに同じ怪我を繰り返してしまったことで長引いてしまいました。このことから怪我は努力である程度早く治せること、一方でちょっとした油断が命取りになるので自分が思っている以上に慎重に扱った方が良いと学びました。怪我をしている人の気持ちは痛いほど分かっているつもりです。同じ後悔はしてほしくないので反面教師にしてほしいと思います。
3年生では試合できるくらいに怪我も治り、継続していた身体づくりの成果も出て、春の阪大戦で初めて定期戦に出て勝利に貢献できた時はそれまで悔しい思いをしていたことが報われた気がしました。この後の半年間はCTBとして試合に出させていただいてリーグ戦では上手くいかないことも多かったけれど、シーズン最後の東大戦では役割は果たし勝利に貢献できたと思います。勝った喜びもよりも当時の4年生最後の試合を勝利で飾れたことに安心しました。この年はラグビー人生の中でもラグビー自体でたくさんの経験が出来た年だったと思います。
4年生である今年、渋谷がブログで書いていたようにいろんな人がいる中で特に今年は全員ができるだけ同じ認識、意識をもってラグビーをすることが大切であると思っています。今年はコロナで例年通りとは行かず、話し合ったことが何度も白紙になり、その都度出来ることを手探りでやっていくことになりました。
そういった中でリーグ戦ができたことは幸運だったと思います。名工戦についてはもう少し練習できていれば、もう少しコミュニケーションをとっていればと後悔しました。愛教戦では同じことがないように試合前から1週間出来ることをして、危ない状況から勝てたことは良かったと思います。1年間ターゲットとしていた日福戦、気持ちも高く、コンタクトでも食らいついていたと思います。一方で能力の差ではなく、プレー選択・判断の段階でのミスによる失点が多い試合でした。こういった失点を無くさないことには勝ちは見えてこないと思います。来年は院生としてチームに残るので必ず勝ちましょう。
定期戦、例年とは違う日程ですが開催出来ることにまず感謝しています。勝つために残りの1か月、4年としても個人としても出来る準備は全て行って挑みたいと思います。
この場を借りて現時点までのラグビー人生を振り返らせてもらいました。ありがとうございます。振り返って分かるのは定期戦の重要性です。ずっとラグビー自体も愉しんできましたが、定期戦に関しては名大ラグビー部として勝ちたいと思い続けてきたということです。来年、再来年も院生として試合に出ること出来ますが、本当の意味でチームの最上級生として試合が出来るのはあと2試合、それも阪大、東大との定期戦しかありません。また今年もたくさんの方々のおかげでラグビー部は活動できています。この恩返しは次の2試合に勝つことでしかできないと思います。なんとしても勝ちましょう。
同期へ
1年の頃から他の学年に比べて仲が悪いと言われてきて、3年では同期会幹事を一人一回やって、毎月同期会をやっていたのが懐かしいです。いろいろあったけど、上手くいかないことや悔しいこと、嬉しいことを共に経験してきた仲間は他にいないと思います。最後の定期戦勝って終わろう。
次は同じバックローでBKもかじった碧に回そうと思います。
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