こんにちは、常光です。今日で最後になります。
トピックはタイトルの通り【常光のケガを題材に考える】です。
変なトピックですが、リハビリ関係の話です。
ケガをした時、回復するまでにどんな不都合が起こるのか考えていきましょう。
題材は私の「足の薬指の骨折」です。
最初の状態を一応モザイクをして載せました。
まず完全復帰までのいくつかの期間の説明とそれぞれの問題点を挙げていきます。
①安静期間
患部を動かすこと、力がかかることはできない。写真は術後から抜糸(来週やります)までの状態。患部が包帯で大きいこともあり、足の内側だけに体重を乗せて、足首を固めて歩くことになる。抜糸後も歩き方は基本そのままの可能性大。
※問題点
a. 足首の筋肉が硬くなる。
b. 脚全体の筋肉も硬くなり始める。
c. 膝が通常より内側に入るようになる。
②リハビリだけの期間
少しずつ足を使った運動ができる。何日かかるか分からないが、①で挙げた問題点は残っている。
※問題点
d. 左足は地面を蹴って歩くことを忘れている。
e. 左足の指は地面を掴まなくなっている。
③競技に一部復帰
練習中や後に患部に痛み、熱をもつ可能性有り。
※問題点
f. ラグビー的な脚の動かし方を忘れている。
g. 久しぶりで脚全体の疲労が溜まりやすい。
h. 悪化の可能性がある。
④完全復帰
骨が十分にくっついて、体の使い方も通常通り行える状態。
各期間とその問題点を挙げました。大雑把に分解したので実際には被ることもあるでしょう。
ここから考えたいのは①〜③の間に何をしなければいけないかです。
①安静期間
2つの問題点aとbはマッサージや可能な範囲でストレッチを行って軽減させなればいけません。
怠ると痛みに変わるでしょう。さらに、折れた骨に繋がる筋肉の張りが高まり、負荷がかかるかもしれません。
cについてはどうしようもないので、次の期間に直さなければいけません。
②リハビリだけの期間
cの膝が内に入る癖を直します。直さないと膝のケガにつながると思います。
d,eを含む足の使い方をタオルギャザーなどのメニューで改善していく必要があります。
③競技に一部復帰
fについてはカットドリルなどで自分の意識通りに体を動かせるようにします。自分の意識と実際の体の動きに乖離があると思わぬ部位に負荷がかかりやすくケガにつながります。
急激な運動量の増加でgとhが起き得るので無理をせず、適宜ケアをする必要があるでしょう。
このように考えてみると、ケガが回復する(骨がくっつく)まで休んでいれば良い訳ではないと分かると思います。
あくまでも一例なので、今ケガをしている人は自分自身のケガについて考えてみてほしいと思います。
今日のトピックはここまでになります。
今ケガをしている人と今後ケガをした人に、早く回復してできるだけたくさんラグビーして欲しいと思って今回ブログの逆指名をしました。
焦ってただ競技復帰するのではなく、自分の心と体に向き合ってやるべきことをやることで結果的に早く復帰できると思います。
そのために3つのトピックに分けて、3日に渡って長々と書かせてもらいました。
少しでも役に立つことを願っています。
次は個人的にプレーを推していて、もっと自分から発信・主張してほしい奥田君に回します。
前回のブログも期限を守りながら他の人より中身のある文章を書いていて偉いと思ったので、今回も頑張ってください!
期待しています!
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