2022年1月11日火曜日

最後のブログ

 4年 FWリーダー兼副将の石川寛太郎です。

今回のブログが名大ラグビー部として書く最後のブログです。書きたい事は多いのですが、最近感じた事について書きたいと思います。


どんなリーダーについて行きたいか?


僕はこの問いに対して、過去のFWリーダー達の事を思い浮かべます。どのリーダーも、まず自分が頑張っている、そしてチームの事を考えて行動や声かけが出来る人達でした。

僕もこんなFWリーダー達に続きたいと思って、この代が始まる最初のブログで、チームの中心に居続けよう、FWの最前線でチームを引っ張ろう、と決意を語りました。

ただ、そんな決意を語った矢先、春の国公立大会の時にアキレス腱断裂の怪我を負ってしまいました。正直、秋のリーグ戦にも間に合わないと思っていたし、なんならコーチ的立場に立ってFWをまとめていこうとも思っていました。結果的にはリーグ戦に間に合い、控えからの登場が多かったですが、試合に出れた事にある程度充足感を感じていました。

ただ、日福とのリーグ最終戦を終えた後に、飲みの場ではありましたが、岳さんから「4年から誰よりもチームを引っ張るんだという気概が感じられない」と言われたのを今でも鮮明に覚えています。僕もスタートで試合に出る事をあまり考えていなかったですし、後輩任せにし過ぎていた部分も多かった事から、寛太郎もっと頑張れよっていう事を言いたかったのではないかと思いました。そこから、こんなリーダーにはみんなついて来ないだろうなと焦りを感じました。なので、リーグ戦明けてからの練習では、僕がスタートで出れる配置、モールに入れる配置にシフトチェンジし、俺がモール、スクラムで点取ってやるんだと意気込んで練習していました。いきなりAチームのメンバーが変わった事で、最初の頃は、え、お前が最初入るの?的な視線や言動がきつかったのを今でも覚えています(笑)。それでも、フルコンの練習やモールフルコン、スクラムでの練習でこれが正解の形だとみんなに示せばいいやと思っていました。その後の部内紅白戦も、モールこそ上手く行きませんでしたが、Aチームの雰囲気も良くなり、よしこれで最後の定期戦2つとも勝つぞと思っていました。しかし、東大戦2日前の練習で手術した部分が開いてしまい、再び試合に出れなくなりました。試合2日前にスタメンが変わる事、多くの後輩に心配をかけてしまって本当に申し訳無かったと思っています。その中でも急遽リーダーとなったおかけんが東大戦でタックルを決めていたり、声でチームを引っ張っている姿を見て心を打たれました。頼れるリーダーがここにもいると思いました。

ただ、僕にはまだ阪大戦が残っている。このまま終わってしまっては僕自身後悔しか残らないし、少しでもリーダーとして引っ張る姿を後輩に示してラグビー部を去りたい。先輩達にそうして貰ったように。

結局何を言いたいのかというと、自分が思っている以上に他人からしてみれば頑張りが足りていないし、自分が勝手に満足してしまっている。果たしてそんなリーダーに周りがついて行くだろうかという事です。試合に出て活躍するだけがリーダーじゃない、チームへの貢献であったり、様々な形の頑張りを周りは見ている。

最近は4年FWが2人しかいなく、頼りない思いもたくさん後輩にさせてしまったと申し訳無く思っています。ただ、最後の阪大戦、俺とおかけん、そして陰で支えてくれてる拓、この3人が誰よりも頑張り、気概を持ってFWを引っ張って行きます。なので、最後まで後輩のみんな、院生の方達にはついてきて貰いたいです。

よろしくお願いします。


最後に8人の同期達へ。この8人は誰が欠けてもダメで、みんなの事がとっても大好きだし、みんなの存在が僕の大学生活での財産です。だからこそ、最後みんなそれぞれの形で後輩にリーダーを示して、阪大戦勝って喜び合いましょう。


次のブログは我らがキャプテンしょうまに回したいと思います。1年間誰よりも体を張ったと思うし、わがままな同期をよくまとめてくれたと思っています。1年間お疲れ様でした。ラストほんの少し共に頑張ろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿