2023年11月16日木曜日

最後のブログ

 あやみちゃんから回してもらいました、4年の西村茉子です。

あやみちゃんとは2年間、外傷の仲間として一緒に活動してきました。素直で、真面目で、冷静なあやみちゃんは本当に頼れる後輩です。尊敬していると言ってくれてありがとう。数年前に某渋い先輩が後輩から尊敬してますと伝えられた際に「本当に尊敬している人は相手に直接尊敬しているだなんて言わないよ笑」と言っているのを見たことがあり、今回それを思い出してあやみちゃんに言ってみたのですが、ただの照れ隠しですね。面と向かって尊敬していると伝えられるのは非常に恥ずかしかったですが、それ以上にとても嬉しかったです。来年からも頑張ってね!


東大戦まで残り1か月を切りました。本日から4年のブログリレーです。


「自分の好きなスポーツに携わり、チームの一員として勝利に貢献して勝って喜びたい」

そうした思いでラグビー部に入部してから3年ちょっとが経ち、間もなく引退を迎えようとしています。


この4年間のラグビー部生活を振り返ると、嬉しかったこと、楽しかったこと、また辛かったこと、しんどかったこと等々色んな出来事が次々と思い出されます。逃げ出したくなったことも無いと言えば嘘にはなりますが、今思い返すと本当に貴重で、最高に楽しい4年間をこのチームで過ごさせてもらえたと思っています。


ラグビー部での嬉しかったこと。4年間で阪大戦の勝利を2回も経験させてもらえたこと。今年のリーグ戦を無敗で終えられたこと。格上の相手に勝利できたこと。チームの勝利はやっぱり本当に嬉しく、入部の理由でもある「自分がチームの一員として勝って喜びたい」という思いは、幸せなことに何度も達成できたと感じています。

そして、入部する前には想像のできなかった、“スタッフとしての嬉しさ”もたくさん経験できたと思っています。怪我でリハビリを続けていた選手がグラウンド内に戻れた時。つり・熱中症対策を実施し、効果が得られた時。試合分析を通してチームの勝ちに関わっていることを実感できた時。復帰メニューや怪我の対応、テーピングで選手から信頼してもらえた時。テーピングが上手いと選手に褒めてもらえた時(ちょうどこの文章を書いている数時間前に、とある1年選手に褒めてもらえたのが本当に嬉しくて余韻に浸り続けています、、、!!)。4年間のスタッフ生活で、嬉しかった瞬間や達成感を感じる瞬間に何度も立ち合うことができ、この部に所属出来て幸せだったと感じています。


一方で、つらかったこと。振り返ってみると、悩んでばかりの4年間だったような気もします。特に自分が3年になってからは外傷の最高学年として担う責任も大きくなり、重要な判断をしなければならない機会も増え、その責任の重さに耐えきれず嫌になったこともありました。「自分が在籍している間に部内で事故が起きたらどうしよう」という思いがこの2年間は頭の中に常にあり、それに囚われすぎて選手と衝突してしまったり、また自分の配慮が至らずミスをした時に激しく落ち込みすぎてしまったり、と上手くいかないことも多くあったように思います。


効率的に動くことが苦手で、すぐに感情的になってしまう私にとって正直スタッフの仕事は難しいものでした。

それでも4年間続けてこられたのは、ありきたりな理由になってはしまうのですが、自分よりも頑張っている人の存在があったからだと思います。


選手のみんな。毎日激しい練習やきついフィットネスに向き合い、また練習時間外でも筋トレや増量に励むみんなの姿には頭が上がりません。「この人たちと同じ熱量で部活頑張りたい(大変おこがましいですが)」「日常生活の大半をラグビー部に費やし頑張っているみんなに失礼にならないよう、もう少し頑張ろう」こんな思いを持ち続けて、4年間続けてこられたのだと思います。


スタッフのみんな。学年問わず、全員がチームに貢献したいという思いで動き回っている雰囲気が大好きでした。「みんな色々頑張っているから自分も動かなきゃ」という思いに何度もさせられましたし、みんなの頑張りが自分の原動力になっていたんだなと改めて感じます。特に同期のスタッフは、私よりもずっと色んなことに気付けて、すぐに行動を起こせる凄すぎる人たちです。いつも私のふんわりとした「あれしたい」「これしたい」という要望に耳を傾けてくれて、具体化し、実現させてくれてありがとう。視野が広くて賢く、優しいみんなにいつも助けられてばかりでした。感謝してもしきれないです。


この4年間でたくさんの尊敬できる人に出会い、様々なことを学ばせてもらいました。冒頭にも書きましたが、本当に貴重で、楽しい充実した4年間でした。残すところ2試合、自分にできることを全うします。東大戦、絶対に勝ちましょう。


最後になりますが、この1年大変多くの方々にお世話になりました。

佐々木先生、土門さん。いつも温かいご指導をいただきましてありがとうございました。スタッフにもいつもアドバイスをいただき、感謝しております。土門さんには試合分析や食事管理など、たくさんご相談に乗っていただき、心強かったです。塩谷さん。塩谷さんのおかげで、今年1年走り切れたと言っても過言ではないと思います。あらゆる場面で私たちをサポートしていただき、心の支えとなっていました。藤本さん。毎週の診察にほぼ毎試合でのメディ、そして数々の講習会を行っていただき大変感謝しております。外傷として悩んだ時や戸惑った時に、いつも的確なアドバイスをいただけて心強かったです。コミュニケーションを大事にされる藤本さんは部員全員の心の支えにもなっており、尊敬していました。また院生の方々、OB・OGの皆様にもたくさんのご支援をいただきました。本当にありがとうございました。


次はみんなのアイドルあっちゃんこと、温に回します。温とはこの1年同じファミリーとして過ごしてきました。たくさん悩んで、誰よりも努力してきた温が、グラウンドで活躍しているのを見ると毎回本当に嬉しい気持ちになります。東大戦頑張ろうね!


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