大地から回ってきました、4年の山田汰輝です。
同じパートリーダーでもBK全員からとても慕われている大地は雲の上のような存在です。プレーで引っ張るだけでなく、練習中チームを常に鼓舞して完璧な男です。漢字苦手だったりお酒に弱かったり仮免落ちたりと、ラグビー外のかわいい部分とのギャップもあってキュンキュンしちゃいます。
さて、いよいよ引退も近づいて参りました。これまでを振り返りながら、初出しエピソード等含めて話していけたらなと思います。
小学校ではサッカー、中学校ではバレーをやっていましたが振り返ると苦い思い出の方が強いです。サッカーの最後の大会ではセンターバックとしてスタメン出場しましたが、戦犯をかまし号泣し、バレーでは中1の新人戦以来ベンチ入りもすることができず応援団長やマネージャーとして支えることしかできませんでした。スポーツは向いていないなと感じていました。
高校生。15人だからスタメンで出れるかも!僕を必要としてくれる!中学の親友も入る!これらの理由で高校でもスポーツをすることになり、ラグビーと出逢いました。初合宿では、目打っただけで号泣し、その後も吐き気がしばらく続き迷惑をかけるというメンタル弱々男でした。また、現在のスローがあるのは高校生の自分のとてつもない努力のおかげです。最初1年は見ていられないくらい下手でしたが、毎日毎日ひたすら投げて今の自分があります。幸いにもスタメンで出場できる機会が増え、最高の仲間もでき、スポーツをやりきって引退を迎えることができました。
そして大学生。高校生でやりきったと思っていたので部活に入る気は一切なかった自分がなぜまたラグビーをすることになったのか。それは、コロナの影響と雰囲気の良さと高校の先輩の存在と自分の性格です。サークルに入ろうと思っていましたが、コロナでイベント開催されない&SNSで調べても出てこないで行けず。高校の先輩のしつこい誘いにしぶしぶ高校ラグビー部の同期と何回か行きました。そのときの雰囲気が自分とマッチしていて心地よさを感じました。いいなあと思っていましたが、他の同期が全員アメフトに寄ってるのを耳にしてかなり揺らぎました。ただ、自分は良い意味でも悪い意味でも人に流されない性格で、それで1人で熟考して決断したという流れです。今ここにいるのは奇跡です。でも、この選択肢は今考えると間違ってなかったのかなとは思います。
大学の同期はほぼ経験者でみんな1年から活躍していました。なので周りから君たちの代は優秀だねと言われる機会が多かったです。ただ、詳しく聞くと自分を除いた経験者のプレーについて言っていることがほとんどで、自分のことは最後に付け足す程度。自分と他の同期との実力差があったのは事実だったので仕方ないと感じつつも、落ち込み入部したことを後悔することもよくありました。
でも、そのときは1人初心者の子もいたのでこの人と一緒に高め合えばいいんだ!と思い日々頑張っていました。同じ趣味もありとても仲良くしていました。しかし3年になるときにその子は退部しました。そのときは無理に止めたりとかはしなかったのですが、正直痛すぎるし部活の楽しみもなくなるし自分だけ取り残されている感がすごくしました。
上級生となり、新歓や部活で集団をまとめる立場になりました。特に4年のときはミーティングや練習中などでやりづらさを感じるときが多々ありました。ミーティングでは、他の同期はラグビーのことを知り尽くし優秀なため変なこと言えないし、何か意見言っても大体通らないしであまり積極的に参加することができず、申し訳なく思い自分の無能さを感じることもありました。練習中も同期がチームトークで的確なことをどんどん言っていて自分も頑張らなきゃと思うのですが、うまく言えないこともありました。プレーにおいても足を引っ張り迷惑をかけることもありました。同期がとても頼もしいが故に比較してしまい、周りから変に思われているんだろうなどといったネガティブ思考によく陥っていました。
そういったこともありたまに解放されたいと思い後輩のもとに駆け込んで仲良くしていたのかなと思います。だって後輩と一緒にいると難しいことを考えずに楽しむことができるんだもん~笑
ネガティブなことも書きましたが、この4年間を振り返ると名大ラグビー部に所属できて本当に良かったなと思います。その理由としてまず挙げられるのが新歓隊長やFWリーダー・ゲームキャプテンを経験したことです。どれも最初は何の役割も果たせず足を引っ張りました。ですが、最終的には最低限のことはでき、周りからもよくやったと言われることもあり、自身でも大きく成長できたなと感じることができました。大変だったけどこの経験は将来に絶対に役立つと思います。
あとは何よりも周りの存在です。もうこれだけで、いて良かったなと思えることのできる最高の部活です。ということで、各学年に対して僭越ながらコメントさせてもらえればなと思います。
1年生。自分は人見知りであまり話さないため、例年1年生の誰かしら名前言えないということがあるのですが、今年は全員言えるし皆と話せます!!という冗談はさておき、この学年は初心者が多くFWにも何人かいました。FWリーダーとして彼らをどうしていくか当初悩んだ記憶があります。でも、いざ始まると熱心に練習に取り組むし、自分なんかのアドバイスを素直に聞き実行してくれるしで、不安が吹っ飛びました。怪我もありながらも実際成長していて来年以降楽しみです。
2年生。正直2年の界隈に浸食しすぎてやりすぎたなと反省しています。もし迷惑だと思った方がいたらごめんなさい。でもそれほど2年生の雰囲気が良くてみんなノリが良くて、一緒にいると自然と笑顔が溢れていました。来年から上級生となって大変だと思いますが、この学年は絶対やっていけます。いろいろと仕事を押しつけ合っている光景を度々目にしますが、皆才能があり、引っ張っていく力があると思ってます。引退してあまり行けなくなりますが応援しています。
3年生。FWの話にはなりますが、今年たくさん迷惑をかけました。FWリーダーとしてうまく仕切れなかったときにいつも助けてくれました。自分は1ポジションしかできないのにも関わらず、無理言って複数ポジションやらせてしまったこともありました。チーム事情で試合もっと出たいはずなのに我慢させてしまったこともありました。ここで書ききれないくらいたくさん迷惑をかけてしまいましたが、最後までついてきてくれて本当にありがとう。優秀な人たちばっかなので来年期待しています。
4年生。まずはわがままな言動でたくさん迷惑かけました。4年生のこの雰囲気を作った主な原因が私だと思っているので。でも、こんなわがままな自分を最後まで見捨てずに仲良くしてくれてありがとう。こんな頼もしい同期を持てて幸せ者です。ありのままの自分をこんなに見せれたのはあなたたちが初めてです。これまでの同期とは比べものにならないくらい居心地良いし、これからもたくさん遊びたいです。東大戦勝って終わろう。
端的に書くつもりだったけどこんなに長くなるとは・・・。名大ラグビー部が大好きなんだなと改めて感じさせられます。
最後になりましたが、佐々木先生、谷口先生、土門さん、藤本さん、院生の方々、OBOGの方々、そして全ての名大ラグビー部に携わってくださった方々、本当にありがとうございました。いろいろな方々の支えがあって活動できていることを、この1年で特に感じました。本当にありがとうございました。
次は副将の颯に回します。表は冷たく問題発言をすることもある彼ですが、中身は同期の中で誰よりもラグビーに対して熱く、誰に対しても優しいイケ男です。東大戦頑張ろう!
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