2024年12月21日土曜日

おわりに。

 「おわりに。」

副将のはやてから回してもらいました、2024年度ラグビー部主将の井原です。

副将をはやてが務めてくれたことは俺にとって非常にありがたかったと思います。実は雑多な仕事を結構急にお願いしたりしていたのですが、必ず引き受けてくれるので信頼してお願いできていた側面があります。俺がいない時でもチームは何とかなるかって思える存在でいてくれてありがとう。

まさか颯が後輩へのメッセージを書き出すとは思って無くて少しニヤニヤしながら読んじゃいました。なんだかんだチームメイトへの思い入れが強く、ラグビーに対する熱い想いがあるのが颯らしくてなんか嬉しいです。明日の試合がんばろう!


私事を長々と述べる前に、まずはじめにお世話になった皆さまに感謝を申し上げます。

佐々木先生、谷口先生、土門さんご指導ご鞭撻ありがとうございました。日々の練習や試合の時にご助言を下さることはもちろん、時には学生だけでは掲げられない指針を示してくださり本当に感謝しております。


院生の方々、中途半端に役割をお願いし、やりにくかったことも多かったと思いますが、チームに尽力してくださりありがとうございました。尊敬する先輩方にいつでも頼れるという安心感で地に足が着いた判断をしてこれた気がします。


OBOGのみなさま、多大なるご支援ご声援ありがとうございました。これまでのラグビー部を繋いできてくださった存在であると同時に、今、そしてこれからのチームを支えてくださっているということを強く実感しています。


その他名大ラグビー部に関わってくださっているみなさま。ありがとうございます。私たちが名大ラグビー部として活動できているのは多くの方のおかげです。改めて御礼申し上げます。


追加で非常に個人的な相手かつ、たぶんこのブログを読むことは無いと思いますが、研究室の先輩にも感謝を伝えたいと思います。特に直属の先輩は、「今年の目標は井原が練習に遅れないことだ」と言ってくださり、その分朝早くから実験に付き合ってくださったり、実験の片付けをやっていただいたこともありました。本当にありがとうございました。


そして、両親をはじめとした家族のみなさん、長いラグビー人生を支えてくれてありがとうございました。最初は悩むことばかりだったこのラグビー人生でしたが、同じ道を歩き続けられたのは常に支えてくれる存在があったからだと思います。最後まで駆け抜けるので応援よろしく!



実はこのブログを2年前から意識し続けて、楽しみにしていました。書く時はチームのみんなと一旦お別れになるタイミングではありますが、普段あまり言葉にできないことを言葉にし、他の人に伝えることができる、そんな場が用意されていることは幸せなんだろうとずっと夢想していました。実際にその時を迎えると言葉にできない多くの感情に圧倒されます。こうした感情を言葉にしブログに残すことは人生最後かもしれないと思うと寂しい気もするのし、同期の想いに触れて俺ももっと書きたいって思ったので、少し長めに綴りたいと思います。最後までお付き合いよろしくお願いします。


まずはこの1年を振り返って様々な想いを書き綴ります。


俺には長年の目標がありました。

「主将になりたい。」ずっと思ってきました。たしかに、高校の時も主将でしたが、正直俺が目指すような姿には程遠いまま終わってしまったような後悔がありました。そんな思いを抱えてはいましたが、カリスマがあるわけでもない、ラグビーがうまいわけでもない、しゃべりで人を魅了できるわけでもない、俺は全然相応しくないと悩んできました。そんな特に優れた能力を持つわけでは無い凡庸な俺を主将たらしめてくれたのは間違いなく今の仲間たちなんじゃないかと思います。きっと俺のちっぽけな悩みになんか気づきもしていなかったでしょう。でもそれが救いだったように思えます。いつも俺の失態をからかいながらそれでも俺についてきてくれました。俺はそんなみんなに応えるためにより良い主将を目指して来れたんだって思います。背中を押してくれるチームメイトのみんなが俺を主将にしてくれました、ありがとう。


この1年で最も悩んだことは、ミクロとマクロの両立です。チームとして動くマクロの部分でやりたいことを優先すると、個人に対して制約をかけざるを得なくなったり、個人の感情をある程度度外視せざるを得なくなることが多々ありました。当然チームメイトからの理解も得られない時もありました。そんな時に立ち返るのが原点です。それは、「なぜ名古屋大学でラグビー部をやるのか」という問いです。その答えに近づくことこそがチームのために進めべき方向であるという意味で、正しい道だと信じて進んできました。個人的に俺なりの答えを持って来ましたが、その答えは書かないようにします。ぜひ後輩のみんなにも同じ問いの答えを考え続けて欲しいと思います。そして、できるだけ多くの人が個人の感情や想いのみならず、チーム全体の理想にも目を向けて選択をできるようになって欲しいです。


名古屋大学ラグビー部の最も好きなところを発表します。それは居心地がいいことです。最たる理由はお互いを尊重できる人たちの集まりであるからだと思います。大学へ進学しこの部活に入り最も驚いたことの1つが、お互いを褒め合い認め合うことができる関係性でした。こんな素敵な関係性を築いてラグビーをやっているチームがあることに驚愕したことを覚えています。この雰囲気の全てがメリットではないことは承知の上で、俺はこの強みを繋いでいけるようなチームを目指してきたし、継承して欲しいと思います。


次にチームメンバーのみなさんに短いですがメッセージを。


同期のみんなへ。入った時には考えられなかったほどみんなが大切な存在になりました。俺のわがままにいろいろ付き合ってくれたことには本当に感謝してます。最後に目標を達成するためにあと少しがんばろう!


3年生へ。一番長く一緒にラグビーをしてくれてありがとう。人数が少ない我々の代を支えてくれるきみたちがいなかったらここまでやって来れなかったと思います。俺は3年練と3年試合見て来年も大丈夫だなって安心したよ。


2年生へ。ずっとひたむきに着いてきてくれてありがとう。ラグビーに対して最も真っ直ぐ向き合い、いつも真面目なきみたちのことを尊敬しています。チームの中核を担う上級生として積極的にがんばれよ。


1年生へ。チームを下から盛り上げてくれてありがとう。強くフレッシュな熱意を持って行動することで周りに影響を与えられるきみたちを頼もしく思ってます。ラグビーのポテンシャルはこんなもんじゃないから、最大限楽しめるようになれよ。


みんな、ありがとう。



このブログを締めくくるということは、大学生活でのラグビーとのお別れでもありますが、人生の半分以上を占めるラグビーとのお別れでもあります。今思い返すと本当にダメなところだらけな自分を変えてこられたのは、ラグビーとラグビーを通して関わりを持てた多くの人たちのおかげでもあると心から思います。そんなラグビーを続けてこられたことに感謝をしたいです。そして、これからも続けられる後輩のみんなのことを少し羨ましくも思います。いろんなことがあるとは思うけど、今の時間を大切にしてね。


最後に明日の試合に向けて一言。

絶対勝つぞ!

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