本日、自分が現役名大ラグビー部員としての最後の試合を終えた。学部時代の4年間と院生の2年間、実に6年間もチームに携わることができ本当に誇りに思っている。
一般的な大学スポーツなら4年間で終わるのが筋であろう。それと一味違うのが名大ラグビー部の伝統である。すなわち、院生にも活躍の機会・公式戦出場の権利が残されているのだ。昔は院生の方々が本気でレギュラーを奪いにいく時代もあったと小耳に挟んでいる。その当時の先輩方のモチベーションとは異なるが、自分のなかで、院生になってもラグビー部の練習に参加する・試合に出るというのは至極当然の考えであった。
答えは1つ、お世話になった先輩がそうだったから。
自分が学部時代に、ラグビーの技術を、取り組む姿勢を、負けない気持ちを教わった先輩方は皆院生でも練習にで続けていた。自分には感謝の気持ちしかなかった。そして、この先輩方への恩返しとは自分も同じようにチームにアプローチし続けることだと自然に思えたのだ。これが院生2年間の原動力である。
例えばM1の時、新入生コーチとして初心者を中心にラグビーの基礎を教えた。M1、M2どちらも合宿に参加した。リーグ戦にも出た。その都度、後輩たちにはよく感謝された。でも、感謝されたいわけではなかった。自分なりの恩返しの延長だった。
もしこんな自分に感謝があるのなら、院生になってもラグビーを続けてほしい。そしてその想いを後輩たちに還元してあげてほしい。この伝統は名大ラグビー部だけの特権である。この伝統が連綿と続けばきっとそれがチームの成長につながると信じている。
よくよく考えてみれば、今日の東大戦で一緒にスクラムを組んだプロップは自分がパスから教えた初心者だった。感慨深いものである。
あぁ、やはり院生でラグビーをやっていてよかった。
仲本
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