2017年12月6日水曜日

※どうやら最後のブログのようなので、初めて真面目に書かせていただきます。ネタ要素は一切含んでおりませんのでご容赦ください。

12月、まとわりつく空気は氷のように冷たい、街はすっかりクリスマスムード、あちこちから思い出すかのようにマライアキャリーの歌声が聞こえてくる。地上波では早慶戦や早明戦が流れ、全国の大学ラグビーファンを沸かせる中、人知れず毎年繰り広げられる意地と意地のぶつかり合いがある。東大戦。この戦いの勝利の先にトーナメント進出やリーグ昇格といった具体的ななにかがあるわけではない、勝っても負けても引退、そんな一発勝負を我々にそそのかしてくるのは、意地。過去の対戦成績を振り返ってみると、1957年からスタートし、毎年行われる伝統の一戦、勝ち星を挙げられたのは計6回(ホームページ参照)、勝率からすると、もはや東京大学さんに対する名大の意地というものは崩壊しつつある。しかしその分勝ちをもぎ取れれば、その価値は計り知れないように思われる。先ほども述べたように勝ったからといって具体的な何かを得られるわけではないが、僕が憧れていた野村さんたちでも果たせなかった東大戦勝利、その先にある景色、震え、歓喜を体感してみたい。今はその一心である。僕が入部してから、定期戦勝利というのを一度も手にしていない。今年の阪大戦。序盤から相手の巧妙なキックパスに翻弄されリードを許すも、後半に追い上げ、ついに逆転。その瞬間、疲労感は一気に消え去りとてつもない高揚感にかられた感覚は今でも思い出される。しかし終盤ペナルティゴールを決められ、敗北。もう少しでつかめそうなものが、手からこぼれ落ちていく感覚。久しぶり涙を流した。わりと感動して泣くタイプではないので、涙を流したのは高3のとき自習室で遊戯王をしていたのが学年主任にバレて生徒指導室でブチ切れられた時以来かもしれない。とにかく阪大戦で味わったあの高揚感の先にある感覚を味わいたい、味わずにはいられない。なんなら勝利を決定づけるときのコンバージョンキックは僕が蹴ってみたい。蹴ったことないけど。あまりにも独りよがりな理由だが、自分の中にあるこの欲を満たしたい、その一心で来週の東大戦に臨みたいと思うのである。

次回のブログは八木君です。僕は実は個人的に八木君を尊敬してます。八木君は今シーズン肩の怪我して、プレイヤーとして活動するのは絶望的な状況でした。僕は基本的にカスなメンタルなので、もしも同じ状況だったらとっくにやめていますが、それでも僕が知っている限りでは辛い顔一切見せずに相手校のラインアウトを分析し、それをBチームに叩き込み、対策練に大きな貢献をしてくれました。彼がいなければリーグ戦のときの質の高いラインアウトDFもなかったのではと思います。そんな彼の熱いブログが僕も楽しみです。

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