2020年6月7日日曜日

「痛みの先にあるもの」

4年 松浦淳之助


僕は現在4年生なので、昨年の冬から就職活動を行ってきました。
面接などにおいて、W杯が盛り上がったこともあり、ラグビー部に所属していることは、企業の方々の受けもよく、ラグビーをしている理由やラグビーの魅力などについて聞かれることが度々ありました。そして、それはラグビーの魅力について、今一度振り返るいい機会となりました。

というわけで、今回は僕が感じたラグビーの魅力について書いていこうと思います。

僕の思うラグビーの魅力は2つあり、1つ目は前回、碧が紹介してくれた「多様性」、2つ目は「痛み」だと思います。
痛みが魅力なんて変なやつだと思うかも知れませんが、僕はMなわけではありません。

こんなことを書いたら、未経験者が入りたくないと思ってしまうかも知れませんが、ラグビーにおいてタックルをするのもされるのも、大きな男同士が全力でぶつかり合うので、当たり前に痛いです。
ですが、その痛みを知ることがとても大切なことだと僕は思います。

例えば、試合中自分1人がタックルに行くのを尻込みしたとしても、味方は身体を張り続けています。
大切な仲間が身体をぶつけ続けるその姿を見て、タックルの痛みや恐怖を理解しているからこそ、自らも1秒でも早く立ち上がってタックルに向かおうと思えます。80分の試合を通してタックルに行き続ける味方のことを尊敬できるし、自らもそうありたいと思えます。

また、痛みを理解することは、味方だけでなく相手にさえ尊敬の念を抱くことにつながると思います。
試合中こそ、そんなことに気が回らないことが多々ありますが、チームのために、痛みや恐怖を乗り越え身体をぶつけるのは相手も同じです。試合が終われば、グラウンドにいた全員が、チームのため仲間のために、痛みや恐怖を乗り越えて戦い抜いた選手であり、勝ち負けに関係なく賞賛に値すると思います。

以上、ラグビーが痛いことを強調して伝えてしまいましたが、しっかり身体を鍛えてスキルを身につければ痛みは最低限に抑えることができます。なによりラグビーを通じて、そんな痛みなんてぶっ飛ぶような仲間や体験、価値観を得ることができると思います。

次は素晴らしい肉体を持ち、まるで痛みを感じていないかのように豪快なプレーをする常光に回したいと思います。

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