2020年5月30日土曜日

「最近の取り組みと熱い野望のソテーのマリアージュ 2019年の感動を添えて」

4年 石黒太志

奥長のブログは明らかにT大ブログの成分が80%くらい入ってて面白かったですね。

最近はチーム一同、YouTubeで各カテゴリーの試合動画を見ています。外に出られない今は頭を使ったトレーニングをしてやろうというわけです。


以前から他クラブの試合を見ることはありましたが、見れば見るほど細かいところが気になって何度も巻き戻したり、スロー再生したり当初に比べて1試合あたりの視聴時間は明らかに多くなったと感じています。

昔は例えばラインブレイクが起きても
「パスがうまいな」とか「足が速いな」みたいな感想しかありませんでした。


しかし、同じリーグでフィジカルやスキルが同等、あるいは劣っていたとしても勝ち続けるチームにはきっと理由があるのだと思います。
そして、その理由を探る作業が面白いと思います。

最初はトライシーンだけフォーカスしていたのが、その前のラインブレイクにフォーカスし、さらにその前のセットプレーからの一連のフェーズATにフォーカスし、さらにその前に何か布石を打っていたのではないかとか考えだすとそのチームの壮大な戦術が見えてきたりします。
(僕は小さい頃、将棋をやっていたのでこういう戦術理解が好きなのかもしれません。)

最初は難しいですが、書籍やSNS等各メディアで試合の見方のヒントがある時代です。それらを参考にしつつ面白いと思った戦術はメモに残して実際の試合でどう使われているかを確認してきました。
コツコツやれば、ラグビーの面白さに気付けるばかりでなく、ゲーム理解が深まりより高い次元でプレーできるようになると思います。





「あれ、我々はこういう頭で理解するという作業を幾度とやってきたのではないでしょうか?」






我々は私大の選手みたいにラグビーの才能で大学に進学しているわけでもなければ、これまで積んできた経験もかなり差があるはずです。






「でも、ロジックを組み立てて応用するのは我々の武器なのでは?」







今年の目標の1つに「Bリーグ優勝」があります。
つまり日福大に勝たなければならないということです。
ここ数年は対国公立の勝率は高いですが、私大になると苦戦を強いられてきました。


今年、僕はとりわけ「打倒日福」に精力を注ぐつもりです。


去年、日福大と試合をして手の届きそうなところまで行けていると感じました。普通にやれば勝てないかもしれませんが、私大のチームにはできない我々なりの戦い方を研究すれば勝機はあるはずです。
僕はそれまでに勝つためのロジックを温めておきます。


次は、名大ラグビー部の頭脳を担う渋谷に渡します。




〜コラム〜

どうしてもブログでやりたかった企画を思い出したのでやらせてください。


「石黒が選ぶ2019W杯ベストメンバー」


みなさんもあの感動をもう一度思い出してみてはいかがですか?

9番ウィル・ゲニア(AUS)
正直、この大会で最も輝いたSHは南アのファフ・デクラークだと思いますが、予選リーグのAUS対FIJの後半で出場したウィル・ゲニアが自分にとって衝撃でした。彼が出た瞬間からAUSのATは怒涛のハイテンポラグビーで一気に試合をひっくり返してしまいました。

10番ジョナサン・セクストン(IRE)
当時世界ランク2位だったIREにとっては不本意な大会だったかもしれません。それはこのセクストン頼みだったからと思います。それだけ圧倒的な存在だったと思います。彼が出場しなかった日本戦と出場したサモア戦でのIREのATはまるで違いました。もしセクストンが日本戦に出場していたらもっとわからない展開になっていたと思います。

11番福岡堅樹(JPN)
贔屓目なしでこの大会最もワクワクしたのは彼がボールを持ったときでした。間違いなく世界トップレベルのWTBだと思いました。15人制は引退してしまいましたが、まだまだ見たい選手でした。

12番オーウェン・ファレル(ENG)
彼は全てのスキルで一級品であるだけではなく、非常にタフですね。負けん気の強さを感じます。あとテレビで見ているだけでも彼のキャプテンシーに身震いします。NZ戦での不敵な笑みには鳥肌が立ちます。

13番ラファエレ・ティモシー(JPN)
メディアではあまり取り上げられていませんが、彼の芸術的なパスから数々のチャンスが生まれました。12番がファレルなのでツイランギ(ENG)やケレビ(AUS)のようなパワー系のCTBを置きたい気もしますが、もっとラファエレに光を当てたいので選出しました。

14番チェスリン・コルビ(RSA)
彼は本当に止められる気がしません。全身バネなんじゃないか。チーターとかともいい勝負が出来そう。

15番ボーデン・バレット(NZL)
正直、15番で印象に残った選手があまりいないんですよね。彼は現状、世界で最も優秀な選手だと思いますが今大会ではそのポテンシャルを十分発揮したとは言い切れないのではないでしょうか。本来の彼は本当に神がかり的なプレーをします。


偉そうに批評してみましたが我ながらいいメンバーだと思います。FWはよくわからないので誰かやってください。(イングランドのイトジェとアンダーヒルとカリーは若いのにめちゃくちゃ働いててびっくりしました。)

0 件のコメント:

コメントを投稿